昭和28年築の宝物、東宝庫探訪。
東宝庫の特徴
昭和28年に建設された歴史的な建物で、独特な風合いがあります。
正倉院の宝物が保管されている貴重な場所として注目されています。
鉄筋コンクリートと木造のコントラストが魅力的な空間が広がっています。
昭和28年(1953)築。 染織品を中心とした整理中の宝物と聖語蔵経巻が格納されています。
鉄筋コンクリートの建物の中に、木造二階建ての建物がはいっています。内部は前室と南北二室ずつです。昭和28年3月『新宝庫』として竣工、当事は空調設備はなく自然換気をめざしていましたが、後に空調設備を導入しています。宝物が対象なので外の新鮮な空気を、活性炭フィルターを通して入れていて相対湿度60パーセント前後に設定で温度は成り行き(夏は36度ぐらい、冬は9度ぐらい)ということです。(空気調和衛生工学会の文献より)正倉院展が、展示会場と同じくらいの温度と相対湿度になる秋に開かれるのもその為でしょう。
現在、正倉院の宝物はこの東宝庫と、向かいの西宝庫に分けて管理されているそうです。宝物の保存状態が良いことが物語っているように、正倉院は温度や湿度による木の膨張と収縮を利用した優れた倉庫だと聞いていましたが、やはり現代科学による空調システムの方が安心なのでしょう。
名前 |
東宝庫 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
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