歴史感じる毘沙門橋の山門。
多聞寺山門(東久留米市指定文化財)の特徴
落合川の毘沙門橋近くに位置する歴史的な山門です。
1852年創建の古びた木造建築が趣を醸し出しています。
長い歳月を感じる威厳のある建物が魅力です。
静か。サクラもキレイ。
落合川の毘沙門橋のほとりに建つ山門は江戸時代末期の1852年の創建と言われます。総檜づくりで風雨にさらされて木目が浮き、四脚門が大きな屋根を支えた重厚な構えが圧巻です。山門は村の木材を落合川に流して江戸へ運び、彫り師に獅子鼻や切妻の彫刻を彫らせ、近在の大工が造営したと伝わリ、江戸時代末期の地方の建築技術の特色を示すものとして貴重です。山門の両脇にある蛇紋岩がどっしりと構え、崖線下の多門寺通りの路傍のお地蔵さんや石塔が、今も大切に祀られて、江戸末期の風情を感じます。
歴史を感じるよね❗
威厳があり、長い歳月を感じる山門です。彫刻も精密でした。本堂が鉄筋コンクリートで比較的新しいので対象的でした。江戸時代の嘉永5年(1852年)頃の建立と考えられます。また天保年間(1830〜43)に材木を落合川に流して江戸に運び、獅子の彫刻を彫らせたとも伝えられています。総欅造りの四脚門で、屋根は銅板葺。禅宗様を主とした折衷様で造られています。控え柱(細い柱)上部の獅子鼻(獅子の形をした飾り)や妻(横側)の海老虹梁(中央が上に湾曲した梁の彫刻は素晴らしく、江戸時代末期における地方の建築技術の特色を示しています。また、柱の上部は二手先(二段組)の斗拱( ]の形をした組み手)で大きな屋根を支えており、重厚な趣を感じさせます。以上案内板より。嘉永5年頃と言ったら次の年、黒船来航で本当に江戸末期に創建の山門ですね。多聞寺山門は市指定有形文化財です。
名前 |
多聞寺山門(東久留米市指定文化財) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.city.higashikurume.lg.jp/shisei/profile/bunkazai/1002400.html |
評価 |
3.5 |
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古びた木造の歴史と趣深さある建築です。奥の社殿はそれにそぐわない成金建築。宗教ビジネス大繁盛? 冗談です。