明治の風情、気象資料館。
高岡市伏木気象資料館(旧伏木測候所)の特徴
明治期から運営されている歴史のある旧測候所です。
大伴家持ゆかりの地で、万葉の時代に思いを馳せられます。
伏木港近くの希少な気象観測データが残る施設です。
明治期よりこの場所で観測している歴史ある測候所です。望楼部分は昭和14年に撤去されていましたが、平成29年復元されたとのこと。復元の際に当時撤去された部材が床下から発見され再利用なども行われたとのこと。また各所に見られる意匠がとても興味深いです。
4年前のちょうど今頃、生まれも育ちも高岡の父と2人旅の時にこの旧気象台、現気象資料館に連れて行って来れました☺️建物内部は歴史を感じる造りで、展示物は昔はこのような道具を使って気象分析していたのだ…といろいろ感じるそんな資料館でした‼️‼️解説を頂きましたが、解説してくださった方が(父も僕も高岡弁が分かるので良かったですが笑)ものすごい高岡弁で一生懸命力説してくださったのも思い出です☺️
建物のデザインが素晴らしいのは勿論ですが、大伴家持が住んでいたと考えられる場所だと思うと、万葉の時代に思いは飛んで行きます。新湊大橋の向こうに剱岳が見えますが、家持もこの景色を見ていたかと思うと、興味は尽きません。それにして職住接近の極みですね😊。国宝勝興寺の帰り道におすすめします。
勝興寺の近くにありました。西洋風の気象測候所は当時としては相当モダンで目立つ建物だったと思いました。
この資料館の前身である測候所は元来、明治初期に北前船の有力廻船問屋であった能登屋藤井能三氏が岩崎彌太郎と約束して設置した伏木港の灯台兼測候所が初代のもので伏木港のすぐ近くに有りました。その後2度移転し、明治末期に現在の地に移りました。
伏木駅から勝興寺へ向かっている途中でみつけたレトロな建物。中部地方の天気予報で『高岡伏木』という地名が出てくるのが妙に気になっていたのですが、きっとこの観測所の影響ですよね!!※天気予報で富山(呉東)と高岡(呉西)ならわかるんだ。なぜ高岡中心部から離れた海に近い伏木なんだ???と地元民でも気になってる人は少なくないはず。中に入ってみたかったのですが訪問時は生憎の休館日でして、天気の良い日に出直してきます。※2021年10月追記天気が良かったので再訪してみました。小さな古びた建物の中には伏木測候所の歴史やかつて使われていた観測機器や気象データ等が展示されていました。ガイドの方が丁寧に説明してくれるのですが『高岡伏木』の件は鉄板ネタなのか早々に解決(笑)それにしても1909年に現在地に移転するまでは海の近くにあったという測候所。海岸の侵食で2回移転を余儀なくされているのですが、内湾とはいえ冬の日本海の荒れっぷりを知っているだろうに何故海岸沿いに作った?と突っ込まずにはいられませんでした。
駅前に案内があるのでそれを参考にして向かった。特徴的である望楼は廃材を使用した最近のものではあるが下部の建物は明治後期の建築のまま。下部だけを見ればどこにでもある過去の建築物ではあるが特質すべきはこの施設がもった役割であり現在も伏木は気象学上で重要な拠点の一つ。そのため有形文化財に登録されている。祖母の話ではこの地の小学生はここまで遠足に来ているらしく地域史においても重要な場所である。望楼から伏木を見渡すことは叶わず。展示物は測候所関連のものが多い。
越中国守邸跡らしい。
最近、搭屋が復原され、在りし日の姿に戻ったようです。こじんまりした展示室でしたが、その分、係りの方が丁寧に説明して下さいました。難しいとは思いますが、折角なら搭の上に登りたいものです。
名前 |
高岡市伏木気象資料館(旧伏木測候所) |
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ジャンル |
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電話番号 |
0766-44-6905 |
住所 |
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評価 |
3.7 |
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伏木港に出入りする船舶の安全確保のために作られました。国府跡のようです。