金沢城の静寂、森で修行。
本丸園地の特徴
森化した本丸園地で、大木が生い茂る静かな環境が魅力です。
観光客が少なく、落ち着いた雰囲気で瞑想を楽しむことができます。
金沢城の歴史を感じる本丸は、珍しい二の丸中心の構成となっています。
森化しています。
金沢城は本丸より二の丸が中心になるように構成されている珍しいつくり。通常は本丸を守るようにされているのだが、、、。築城当時はね、本丸が守りの要で中心だったんだよ。江戸時代初期に大火災で焼失。二の丸に御殿を移したんだって。
黒鉄門か続く雑木林です。お昼にお散歩するのにいいですね。
夜は人も少なく静かなので、ベンチでくつろぎながら瞑想もできます。
大木が生い茂る鬱蒼とした森。きちんと手入れされており清々しい本丸跡です。天守の姿を想像すると、石垣の巨大さから素晴らしい景色だったろうなと。旧陸軍が弾薬庫の為に掘り返した痕が無残。
他ローカルガイドさんの言われる通り、ここが本丸だったのに観光客が皆無な森の中の寂しい場所。かつて天守や本丸御殿があったらしいですが、いつ頃からあったかは未だ不明、面影も何も残っていません。1602年の夜に 落雷によって炎上、火事多過ぎ。火薬庫に引火して吹っ飛んだらしいです。この地域特有の落雷の多さに驚きます。本丸故、あえて☆5としましょう!
日本百名城にも選ばれている、実に広大で優雅な城なのですが、一面、ここほど本丸が観光客に無視される城も珍しいと思うのです。本丸の案内パネルによれば、もともと「金沢御堂」があったとされています。石山本願寺と並ぶ、一向宗(本願寺)の重要拠点の一つです。「尾山御坊」とも呼ばれていますね。加賀は「百姓の持ちたる国」と呼ばれた通り、戦国初期には一向宗が大きな力を持っていた地域でした。佐久間盛政が加賀に入城したとき、尾山の名が改められ、金沢城となります。金沢というと前田利家の印象が強いのですが、もともとは佐久間盛政の攻略地でした。前田利家が金沢に入るのは、賤ヶ岳合戦で佐久間盛政が没落してからのことです。そして前田利家本人は、金沢から尾山に名前を戻しているようですね。利家ゆかりの神社も「尾山神社」となっています。案内パネルではそのあたりの事情が省かれていますね。さて、そんな本丸の案内パネルが設置されているのは、木立が鬱蒼と生い茂る中です。うーん、大自然。金沢城の本丸は、ほとんど整備の手が行き届いていません。実は1995年まで金沢大学のキャンパスがあり、本丸は理学部の附属植物園として利用されていました。現在でも自然が豊かに残されており、城として整備するよりは街中の貴重な緑地として活かす方向で考えているようです。そんなわけで、大半の観光客は本丸まで足を伸ばしません。
なーーーーーんもないだが、それがいい街の喧騒を忘れてのーーんびりするには心もとないが人もいないし落ち着ける。
モリアオガエルの生息地。
名前 |
本丸園地 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/kanazawa_castle/spot/honmaru.html |
評価 |
3.8 |
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ほぼ森です。遊歩道があり森林浴をしながら本丸の跡地が周れます。