鎌倉時代再現の古墳。
一の谷中世墳墓群遺跡の特徴
全国的に珍しい平安~江戸時代初期のお墓の遺跡です。
住宅街の中に保存された中世の巨大墓地があります。
鎌倉時代のお墓を再現した展示が魅力的です。
平安~江戸時代初期にかけてのお墓が発掘された遺跡。塚墓や集石墓など様々なかたちのお墓がある。
どう撮っても皆様の投稿の写真そのままなので、改めて追加しないけど、周辺の案内看板載せときます。本物が野晒しなのかと思ったらレプリカでした。住宅街の真ん中の小さな公園に墓のレプリカの発想が面白いし、真面目に一帯に有った墓の説明と展示だけですが、なんだろう、この満足感。この辺りに人が大勢住んでいて栄えてたのか、なぜここに墓を集中したのか、埋葬方法や墓の形式が移り変わった経緯など想像すると楽しい。ブラタモリで解説して欲しい。
この辺りに沢山有った、鎌倉時代のお墓を再現した物が展示されています。公園になっているので、ふらっと寄れて良いです。
鎌倉~江戸初期まで使われてた集団墓地群の遺跡。国内では珍しい中世における庶民の墓地で、国内最大級だそうです。ホントはもっと広大な範囲だったそうですが、宅地開発の影響でこじんまりと公園風に復元されています。それでも、埋葬方法や墓地のバリエーションは多彩で、長い年月使用されていたことがわかります。出土品や副葬品もあるようですが、それはここからちょっと下った埋蔵文化財センターにあるそうです。が、そこは土日祝日が休館!なんということでしょう。
古墳を再現しています。住宅地の中で見つけにくいところにあります。
住宅街の中にある遺跡跡。
名前 |
一の谷中世墳墓群遺跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.1 |
周辺のオススメ

全国的にも珍しい中世の地方都市の巨大墓地(面積は15000m2、約900基のお墓)が見つかった所で保存活動空しく宅地化で消滅した遺跡ですが、公園にいろいろなタイプのお墓のレプリカが置かれていました。12世紀後半の平安時代末から17世紀初めの江戸時代初めまでの約400年の間営まれていて南北朝時代までの「塚墓」とそれ以降の「集石墓」に大きく2つに区分できます。「塚墓」は丘陵の西側に南北に並んで作られ初め、東側には葬祭儀礼を行うスペースと墓地への墓道が見付の集落へと続く西方浄土が計画的に作られており埋葬者は見付の国衙や守護所の役人だったと思われています。お墓が増えて新たに作るスペースが無くなる頃には小さめの塚墓を裏側へ並べた二個一で対応していました。「集石墓」は塚墓で埋め尽くされた平坦地を避けた丘陵斜面に新たなに墓道を作り築かれていました。この頃には葬祭儀礼を行うスペースも無くなるなどの変化も見られます。六文銭などの副葬品も数例ありますが副葬品を入れないのが普通だったようです。見付には江戸時代に廃寺となった護世寺が在ったのでその関係者の墓地だったとも思われています。近くの「磐田市埋蔵文化財センター」には遺跡のジオラマ展示などがありますので併せて見学される事をオススメします。