北海道最大の縄文遺跡、魅力探訪!
鷲ノ木遺跡の特徴
鷲ノ木遺跡は、北海道内では最大規模の環状列石が特徴です。
縄文遺跡の説明会は年に4回開催され、多くの人に好評です。
竪穴墓域など、貴重な遺物が出土している歴史的な場所です。
説明もとても分かりやすくて、皆さん良い人達でした。楽しかったです❗️
2022年10月10日に見学しました。一般公開最終日に運良く団体見学ツアーに参加させてもらい、見学することができました。縄文時代後期(紀元前2000年頃)の環状列石(ストーンサークル)と竪穴墓域を持つ遺跡です。環状列石の直径約37m✕34mの円形で道内最大規模の大きさです。中央に楕円形の配石と外側に2重の円環配石になっています。1kmほど離れた桂川の河口から丸みのある30〜60cmくらいの石を運んで来て造ったと考えられています。環状列石を造っていた期間は、だいたい20年間前後だったとろうと解説されました。竪穴墓域は、2箇所見付かりました。竪穴内に複数の土坑墓とピットが発見されました。この付近からは、縄文時代中期の竪穴住居跡や斜面土坑群、石垣状配石遺構、鐸形土製品(イカ形土製品)等も発掘されています。1640年の駒ヶ岳の噴火により、火山灰に厚く覆われたため、遺跡は、大変良い保存状態だったそうです。高速道路を建設するために予備調査を行ったところ、この遺跡が発見されたそうです。大変貴重な遺跡であることが判明し、遺跡を保存するために、遺跡の下にトンネルを掘って高速道路を通すことになったとか…。遺跡を遺そうとした熱意に感激しました。
鷲ノ木遺跡は、北海道内最大規模である環状列石です。世界遺産、北海道・北東北の縄文遺跡群の関連資産です。見学会開催時のみ公開です。開催情報は森町ホームページに掲載されます。ガイダンス施設は、森町遺跡発掘調査事務所です。
9月の上旬に立ち寄ったらゲートが閉まっていて、しばらくしたら役場の職員が数名降りて来て職員の話によると今年はコロナの影響で公開は未定だそうです。
一般公開されてないですが、年に4回ほど説明会があります。今回はほぼ定員満員。興味深い説明会でした。北海道命名150周年も重なり、榎本軍上陸地にしてあるところで明治維新前後のお話も興味深い。天気が良いと駒ヶ岳も見えるそうですが、今日はガスで見えませんでした。
トンネルの上には、
縄文遺跡環状列石や、竪穴墓域等、貴重な遺物が出土されている場所。
縄文遺跡環状列石や、竪穴墓域等、貴重な遺物が出土されている場所。
名前 |
鷲ノ木遺跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.6 |
周辺のオススメ

高速道路の建設のおかげで発見され、高速道路のために世界遺産になれなかった遺跡。当時のストーンサークルがそのままに見られるのが素晴らしい。今後見学しやすいように整備していくとのことだが、今見られて良かった。周辺はまだ未調査で、それの進展も望まれるところ。