法隆寺参道に古墳発見!
舟塚古墳の特徴
法隆寺近くの参道脇にある、円形の特異な古墳です。
6世紀後半に築かれた歴史的な遺産として注目されています。
現在も発掘調査が進行中で魅力が増しています。
世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)の参道脇の観光バス駐車場にある円形の植え込みが、6世紀後半につくられた古墳だったことが、同町教育委員会と奈良大学の発掘調査で確認された。内部からは横穴式石室が見つかり、石が抜き取られていたことから、寺の建設などに再利用された可能性もあるという。植え込みは直径約8・5メートル、高さ約1・5メートル。駐車場の隅にあり、調査前は樹木に覆われ、裾は石垣で囲まれていた。この形に整備された時期は不明で、一見すると普通の植え込みにしか見えなかった。 ただ、地元には「クスノキの舟」が出土したとの言い伝えがあり、町教委は木棺が埋葬されていた可能性があるとして「舟塚古墳」と呼んでいたが、本当に古墳かどうかは確認されていなかった。 町教委と豊島直博教授(考古学)が率いる奈良大文化財学科の学生らが2022年春、測量と実態解明のための発掘調査を実施。その結果、石室の石材や土器が出土し、古墳である可能性が高まった。今年2~3月の調査で横穴式石室が見つかり、8月から内部を発掘していた。 石室は全長約3・8メートル、幅約1・6メートル。壁の石積みは1メートル前後の高さが残っていたが、天井石は抜き取られ、入り口から延びる幅約1・2メートルの羨道(せんどう〈通路〉)は失われていた。床からは鉄刀2本や矢じり、馬具、琥珀(こはく)の玉、須恵器など、多数の副葬品が出土した。朝日新聞社 2023年9月7日。
法隆寺の有料駐車場の敷地内に、花壇風情で鎮座してらっしゃいます。案内板はなし。ただ、古墳にゴミを捨てないで下さいの木製ボードが植木に隠れてありました。見える所に出せば、古墳やって気付いてくれる人増えるやんやないかと…。可愛らしく整備された古墳でした。追記 令和5年9月、発掘調査が行われ、この花壇風情の小さなスペースに横穴式石室が確認され6世紀後半に築造された古墳であると確定したようです。これまで古墳かな?的な感じだったのかと初めて知りました。今まで古墳認定はされていなかったのね…。
2022年3月17日現在発掘調査中です。
2019.12.14訪問法隆寺門前より右側の参道より法隆寺iセンター入口より駐車場の受付付近右側に古墳が有ります。公衆便所のすぐ隣りに位置し、周囲には大型観光バスが駐車していました。古墳の表示が無いため知らないひとは只の生け垣にしか見えません。古墳の表示をして頂きたいですね。船塚古墳からは割竹形木棺が出土したと言います。それを舟と間違えたために「船塚古墳」という名前になったというお話です。今もその棺は地底に存在するのかは不明です。
駐車場の敷地内に存在し、立て札もないのでわかりにくかったです。
法隆寺の松並木の参道の東となりの町営駐車場内にあり、現在は直径5m程に石垣がめぐらせ、その存在が知られるのみです。知らない人が見ると、一見それは、何かの記念碑がある場所か それとも駐車場の邪魔物のように思われるかも知れません。 有料駐車場の敷地内なので、近くに住む人にも忘れられている古墳と思います。この塚はかって樟の舟が地底にあると記録されており これはおそらく割竹形木棺が出土したことがあって、舟と見間違ったものと思われるもので重要な古墳である。立て看板も案内も無い只 唯一 古墳なのでゴミを入れないで下さいの看板があります。 もう少し大事に扱って貰いたいですね。
名前 |
舟塚古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://horyuji-ikaruga-nara.or.jp/navi/details.php?pid=1672385563 |
評価 |
3.8 |
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ステルス古墳Lv99。ただの植え込みへの擬態っぷりはワールドクラスだ。しかも現在カバーかけて植え込みにさえ見えないダブルステルス状態。愛おしい奴だ。