古の福島町、月夜見命を感じる。
月崎神社の特徴
ご祭神には月夜見命をはじめ多彩な神々がいらっしゃいます。
明応元年に火災で再建された歴史ある神社です。
現存する石鳥居には1855年の刻銘があり由緒を感じられます。
📖光る月崎明神昔々、福島町は折加内(オリカナイ)村と呼ばれていた。オリカナイとはアイヌ語のホロカナイが訛ったもので、「逆流する川」という意味。東浜の山の崎の上の辺りに、ある夜、月のように光輝くものが現れた。それは毎晩同じところに現れ、夜毎明るさを増していた。ある晩のこと、それは白く燃え尽きるほど光を放ち、海をめがけて飛び込んでいった.。村人たちは一波ごとに浜に近付くそれが打ち上げられ、村人たちは引き上げた。それは西之国と書かれた長さ60㎝程の木箱であった。中からは御丈一尺八寸の神像が現れ、村の守護神として月崎明神と名付け崇敬した月崎神社 八雲神社📖治兵衛と神のお告げ昔々、豊かな海で漁業に勤しんでいた折加内村も、うち続く不良不作に加え、千軒の砂金ブームによって、かつて100軒以上あった民家も、わずか40軒を数えるのみとなってしまった。村の初代明主(村長)の治兵衛は、月崎神社の境内に毘沙門堂(現・八雲神社)を建立し、村の繁栄を祈願していた。明主は毎年正月の15日に、月崎神社に泊まり込み祈願する習わしがあり、この年も治兵衛は神社に篭っていた。その夜は、村の将来や自分のなすこと等を考え仮眠に就いた。翌日未明、「折加内村を福島村に改めよ」と神のお告げがあった。驚いた治兵衛は、急いで松前藩主に手紙を書き、神のお告げがあったことを伝え、村の改名の儀を願い出たところ、すぐさまお許しが出た。それからの福島村は豊漁豊作が続いた。
福島町月崎にある月崎神社に参拝。福島川河口左岸にある中くらいの神社。風化が進む灰色の第1鳥居、コンクリート参道。すぐ灰色の第2鳥居、手水舎、由緒板。銅板葺き屋根の拝殿あり。左右に桜の木。奥にオンコ(イチイ)、ムクゲ、巨木。本殿は幣殿とは別に建てている。社務所なし。本殿左側に末社:八雲神社あり。☆祭神・月夜見尊(つきよみのみこと)
名前 |
月崎神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
http://hokkaidojinjacho.jp/%E6%9C%88%E5%B4%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE/ |
評価 |
3.8 |
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ご祭神:月夜見命合殿社:羽黒神社(木花咲夜姫命),馬形神社(大御食都神),八雲神社(須佐男命)ご由緒:この神社は福島神明社が創立されるまで福島村の氏神で,その沿革も古い。草創は不明であるが,明応元年(1492年)野火のため春日作といわれる御神像が火を放って飛び失せたので,同年再建したといわれている。当初は月ノ崎観音堂,月ノ崎大明社ともいわれた。萬治3年(1660年)には社殿が整ったと思われ,棟札が残されている。その後,文化3年(1806年)8月従来の観音堂を大明神社と改める。なお現存する石鳥居の刻銘には安政2年(1855年)乙卯4月,願主花田伝七とある。この社は八幡社とも呼ばれていた。