西宮の水が育む、灘の生一本。
宮水発祥之地の特徴
西宮の水と酒造りの関係がよくわかる場所です。
有名酒蔵の井戸が近くにあり酒好きには最適です。
宮水発祥の石碑を訪れ、歴史を感じられます。
六甲山から流れ出る「宮水(西宮の水の略)」は、日本では珍しい中硬水(=カルシウムなどのミネラルを若干含む水)なので、効率的に大量にお酒を製造することが可能。六甲山系の伏流水が山麓の砂層を流れる間に、この地層に含まれる貝殻(=主成分は炭酸カルシウム)の成分を溶かし込むのが要因らしい。水にカルシウムがどれだけ水に含まれているか、つまり水の硬度がどの程度か、によって日本酒の発酵速度が左右されます。カルシウムが多ければ多いほど麹菌の働きが活性化すると言われているため、カルシウムの濃度が高い=硬度が高いと効率的にお酒の製造ができるということ。一般に硬度が高い水(硬水)を使ったお酒は発酵速度が速いので、キリッとした辛口(=男酒という)になりやすく、硬度が低い水(軟水)を使ったお酒は、発酵速度が遅いので、まろやかな味(=女酒という)になるといわれます。しかも、宮水には麹菌による糖化の作用を阻害し、色を濃くし、風味を悪くする鉄分がほとんど含まれていません。西宮神社の南東側一帯から出る湧き水=宮水は、櫻政宗の山邑太左衛門が江戸時代末期に発見。灘五郷では、宮水のおかげで効率的に江戸っ子好みの辛口のお酒を大量に作ることができたのです。神戸地区三郷(魚崎郷、御影郷、西郷)では、住吉川の上流部に取水口と排水池を設け、醸造専用水路を敷設(『大学的神戸ガイド』162頁)。
宮水発祥之地の碑、この辺一体宮水が出るので灘五郷の大手メーカーの井戸場が多数ある。
灘の酒の根幹をなす西宮の水。こんこんと湧く泉を期待したけれど、厳重に守られていて見ることも触ることもできません。聖地とは案外そんなものだと割り切って訪問されると良いです。なんでも無い住宅街の真ん中にひっそりと鎮座しています。
菊正宗、白鷹、沢の鶴、日本盛、有名どころの宮水井戸場近くにあります。
酒造会社の共有地に建立されている。宮水が発見されたという「梅の木井戸」が敷地内にある。近隣に、各酒造の宮水井戸場がある。新酒の仕込みが始まる10月に、「宮水まつり」として、この碑の前で神事が行われ、その後西宮神社にて酒醸造祈願祭が行われる。ここの見学には、西宮酒造家十日会に事前連絡が必要らしい。(平日9時-17時)井戸があるから、勝手に入られると問題あるのでしょう。
初めて行きました周りには各酒会社の井戸があります。
子供が行きたいと言うので見に行きましたが、中には入れませんし、説明板も黒ずんで見えず、廃れ感がひどかった灘五郷の元なのでもう少し清潔感がほしかったと思いました隣の会社との比がすごい。
西宮市民なら知ってる場所です。
この地域は昔からお酒に適した水取れる事から色々な酒蔵の宮水集まっています。
名前 |
宮水発祥之地 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=57 |
評価 |
3.6 |
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日本酒醸造所が醸造に使用している宮水発祥の地の記念碑です。この水が日本酒造りには最適であったため灘五郷の酒は江戸で有名になったほど重要なものでした。この碑の周りには灘五郷の主要な醸造所の宮水の井戸が沢山ありました。