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名前 |
辨財天社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
4.7 |
旧中島村(大字中島)唯一の神社。下中島地区にありますが、社殿はなく、鳥居と水鉢のほか、祭神である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと。本地は弁財天)を祀る石碑があるのみです。紀州藩編纂の『紀伊続風土記』には「辨財天社 村中にあり」との記載しかないため、由緒は不明ながら、地元住民によれば山崎神社(岩出市赤垣内。配祀神に市杵島姫命あり)から勧請したもののようです。なお、旧中島村は元禄年間の河川改修と新田開発により成立した新村であり、それまでは紀の川の中州に過ぎなかったと云います。新村成立時は山崎荘のうち12か村の出身者により構成されており、村民はそれぞれの出身村の産土神を信仰していたようです(また、旧村内に寺院はなく、古くからの住民の墓所は出身村にあるとのこと)。石造の鳥居は昭和12年(1937年)に津田監物算長末裔の津田清一郎長芳により奉納されたものですが、津田家と当地の関係性は不明です。