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御井神社、兵庫県養父市大屋町宮本。主祭神=御井命。脚摩乳命、天穂日命、素盞鳴命、手摩乳命、天津彦根命、奇稲田姫命、天忍穂耳命、活津彦根命、熊野櫛日命、田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命。御祓山、山頂に鎮座。別称=岩井牛頭天王社。山間の村、川の交わる地、山の中腹へ鎮座。鳥居をくぐり、参道を歩くと、随神門が構えている。境内社を横目に、社殿と出合う。建ちものは相当な大きさ、拝殿、幣殿、本殿の構成。拝殿は、銅板葺き、切妻屋根、平入、三間。幣殿も、銅板葺き、切妻屋根、妻入。棟は続いていて、本殿につなぐ。銅板葺き、入母屋屋根、平入、三間。置き千木、外削ぎ、3本の鰹木を並べる。軒唐破風を付け、3つの扉を持つ。裏手にも扉がある。山全体が神社の印象で、神域は広く、空は明るい。社殿の大きさは、大屋町で随一だが、但馬国で考えても類を見ない。雪深い地として、意匠は控えめ。往時のにぎわいを感じるような、観光的な印象も持った。<境内社>・稲荷神社・天神神社・鈴鹿神社・若宮神社同規格の小祠で、瓦葺き、流造、平入。・田村神社・猿田彦命・大己貴命扁額まま。建ちものは一つ、覆殿の形で、瓦葺き、切妻屋根、平入、本殿と一体化している。本殿は、切妻屋根、木板葺、平入。3つの扉が見える。・加遅屋神社社殿は、覆殿を兼ね、瓦葺き、入母屋屋根、妻入、3つの扉を持つ。本殿を収めるが、一体化している。本殿は、木板葺、平入、3つの扉が見える。非常に興味深い造りになっている。名は、かじやと読むので、鍛冶屋へ通じる。・八幡神社・須賀神社社殿は、覆殿を兼ね、瓦葺き、入母屋屋根、平入、1.5間、本殿を収める。ほかの境内社に比べると一体感はないが、ぎりぎりの寸法、目一杯に本殿を置く。本殿は、木板葺、流造、平入、3つの扉を持つ。・諾冉神社・長安神社・厳島神社諾冉神社は、なぎなみと読み、伊邪那岐神・伊邪那美神を祀る。長安については、めぼしい資料は見えず。これらの神社は、随神門のそばに見える。現地へは、徒歩でもさほど遠くはないが、10分ほどは歩く。鳥居以降砂利道、自動車の乗り入れもできるが、軽自動車でないと難しい。なお、東側からの経路に山道もある。<参考>大屋町史、民俗編、483頁。・大屋彦命・大屋姫命・抓津姫神=樹木の女神・御井神=木俣神・井水の神、水神・気多郡・日高町=御井神社~御井神・豊岡市=耳井神社~御井神・ほか、山城国愛宕郡、出雲国秋鹿郡、出雲郡、大和国宇陀郡、美濃国多芸郡、各務郡・元御井神社跡碑が、御祓山中腹にある。