江戸の名匠が刻む価値ある碑。
阪出墾田之碑の特徴
楷書日本一の市河米庵の作品が楽しめます。
江戸の名匠・広瀬群鶴の彫刻が魅力的です。
海路で運ばれた歴史ある碑の価値があります。
楷書日本一とうたわれた加賀藩士の市河米庵(いちかわべいあん(三亥(さんがい))の書と、江戸の名匠の広瀬群鶴(ぐんかく)・群亀(ぐんき)父子に彫りというだけでも、この碑はかなりの価値があると思います。
この碑は江戸で制作され、海路で運ばれてきたものだそうです。
名前 |
阪出墾田之碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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以下の文章は現地にある説明板の文言を書き込みます。坂出墾田之碑坂出市指定有形文化財(昭和三十ニ年一月)文政十ニ年(1829年)八月坂出墾田は三年余の月日と久米通賢の辛苦により竣工しました。藩主松平頼恕公は大いにその功を称え、その偉大な業績を不朽とするため旧地と墾田地の境で墾田地の東西中央にあたる天神社境内にこの碑を建て顕彰しました。制作は江戸において行われ文は儒員岡内棣に命じ、書は当時、楷書、隷書日本一と称された加賀藩の河三亥(市河米庵)に特に依頼し、彫刻は江戸の名工広瀬群鶴の子群亀を選んで刻ませたもので文政十ニ年十ニ月、海路遠くここに運んだと云う。この碑の建立に藩主頼恕公の熱意の程が偲ばれる。かのごとく該碑石は坂出の発展の起点として大きな意義を持ち、また江戸時代碑石の代表として貴重である。