姶良カルデラの大噴火体験!
志布志市夏井海岸の火砕流堆積物の特徴
約3万年前の姶良カルデラの大噴火が見られる場所です。
国指定天然記念物に指定された貴重な火砕流堆積物です。
夏井漁港の灯台付近からぜひ美しい景観を楽しんでください。
国指定天然記念物で、指定対象は夏井漁港から志布志港までの海岸線約2kmの内、約1kmの海岸が対象地になっているようです。永年の海食等により小規模なリアス的景観となっており、50m程の垂直に近い断崖周辺は見応えがあります。
夏井漁港内に案内表示板が立てられていますが、ほとんど読めない状態になっています。表示板には堆積物の範囲が図示されていたようですが、現状ではどの辺りなのかすらよくわかりません。
夏井漁港の灯台付近から眺めることができます。
後期更新世テフラです。と調べても何の事か分かりませんが、数万年も大昔に出来たようで、未だ解明されていないようです。大火災流の跡ですね。学術的には大事なもののようです。
名前 |
志布志市夏井海岸の火砕流堆積物 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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およそ3万年前の姶良カルデラの大噴火で流れ出た火砕流の末端部というか切れ目みたいです。姶良カルデラは南端部が桜島で、鹿児島湾の北部の円形部分に相当します。国の天然記念物指定されているこの場所は、入戸火砕流と呼ばれる地を這って流れた火山噴出物の塊が露頭して見えるって所。この時の噴火が凄いのは圧倒的な噴出量で、この大噴火の後にも連続した大規模噴火があったのですが、それは空中に舞って広域に降り積もった、本州一円や朝鮮半島の地層年代特定で鍵層として有名な火山灰の層(姶良Tnテフラ)。この2回の大噴火以外にも姶良カルデラの活動はあったのですが、噴出量を比べるとカエルのしょんべん程度。案内板のある夏井漁港に車を止めて散策するのが良いと思うのですが、漁協周辺は谷地形になっていて火砕流堆積物は浸食されその下の基盤岩の泥岩層が見えてる感じです。国指定天然記念物とは思えない荒れっぷりと言うか不案内さで、天然記念物指定区域はここから志布志港よりに向かった先の海岸部分に相当すると思います。