ド・ロ神父の功績を体感!
旧出津救助院の特徴
出津地区の歴史を感じられるド・ロ神父設立の授産場です。
遠藤周作の沈黙の舞台として名高い険しい外海エリアに位置しています。
ド・ロ神父の歩いた道を散策し、その功績を学ぶことができる場所です。
出津教会と共にド・ロ神父が地域の貧困から救うために建てられたとのことです。修道女の方が売店や案内を務めておられました。製麺所や様々な産業をこの地にもたらし、その生涯を捧げたド・ロ神父が如何に地域から愛されているのが実感できました。
ドロ様こと、マルコ・マリー・ド・ロ神父は、1840年(天保11年)にフランスの由緒ある 貴族の次男として誕生されました。神学校卒業後、弾圧が続く日本に来日し、長崎や横浜で功績を残した後、外海に赴任。外海地区の主任司祭となったド・ロ神父は、布教活動の傍ら、田畑にも恵まれず零細な農業や漁業で生活し、弾圧にも耐えて信仰を守り続ける人々を見て、フランスで学んだ建築・医学・産業など の幅広い分野の知識を活かし、1883年(明治16 年)に救助院を創設しました。私財をなげうって、海難事故で夫や息子を亡くした女性や若い娘に製粉や織布などの、職能と職場を授けることにより、外海の人々の自立を支援されました。「隣人を自分のように愛しなさい」というキリスト教の教えを自ら実践し、その後、一度も母国へ帰ることなく、1914年(大正3年)に享年74歳で逝去されたとのことです。
出津教会堂、ドロ神父記念館などが固まってありますし散策路も整備されています。ただ駐車場が少し狭いですね。
今も尚、作物を作り作業されているとのこと。午後に行った為、観ることは出来ませんでしたが…。いつか行くことがあった際には行きたい場所となりました。
すみません。時間がなくて中には入りませんでした。入場券購入の必要があります。この辺りの施設はまとめて共通チケットにした方がいいです。道も曲がっていて案内板も少ないので初めての人は分かりにくいと思います。もう少し整備が必要ですね。
解説付きでド・ロ神父について知ることが出来ました。規模は大きく無いですが建物や展示物含めとても興味深いです。リードオルガンを弾いて頂いたのですが素敵な音色でした。
ド・ロ神父が設立した出津助産院後です。ド・ロ神父記念館のすぐ横にあります。急勾配の坂の上にあり、パーキングもありますので、記念館と助産院を見学するときにはこちらのパーキングが便利です。ただし、出津教会までは少し距離がありますので、天気が良い日以外は、教会横のパーキングの方が良いと思います。助産院を含め、ド・ロ神父の功績は、信仰面よりも、現地の信徒の貧困対策として行った私費による産業育成にこそあることが鮮明に分かる歴史館でした。
ドロ神父の話を聞いて感動しました。
ド.ロ神父が、外海に面して、風が強く、農業も漁業も成り立ちにくい出海の人たちが、自分たちで暮らしていけるよう、一方的な施しではなく、土地の人と一緒に様々な生業を模索していたことを初めて知り、心を打たれました。カトリックが決して植民地化の道具でないという一面もっていることもわかりました。当時の、いや今でもすごいオルガンが、柱時計が、今でも現役というのがすごいです。シスターのこころのこもった解説も聞けます。
名前 |
旧出津救助院 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0959-25-1002 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
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ド・ロ神父が設立した授産場、マカロニ工場などの建物が残された施設。福祉施設のような存在だったのでしょうか。ド・ロ神父の私財を投じたさまざまな活動は地域の人々を助けたすばらしいものです。親からもらった金のようではありますので実家が太いのもすばらしいと言えます。建物は補修はしているようですが当時のままだと思われます。中には展示がありますがそんなに多くはありません。他に訪問者がいなかったので静かでおだやかな雰囲気を感じられました。