札幌村の玉葱栽培の歴史!
札幌玉葱記念碑(栽培発祥の地)の特徴
札幌村郷土記念館の前に位置する歴史的な記念碑です。
明治期から続くタマネギ栽培の発祥地であることに驚きました。
札幌の文化を感じることができる貴重なスポットです。
札幌村郷土記念館前に建てられた記念碑。札幌の名産品である玉ねぎの栽培はかつての札幌村(現在の札幌市とは別)で始まりました。クラーク博士の教え子であるブルックス博士を始め札幌村の先人達が試行錯誤の末に札幌黄という品種の玉ねぎの栽培に成功し札幌村の主だった産業になっていきました。当初は国外に輸出していた玉ねぎも洋食の普及に伴い日本国内でも消費されるようになりました。記念館には当時の札幌村で使われていた玉ねぎ栽培の農具が展示されていてそれらは札幌市有形文化財に指定されています。
札幌村郷土記念館の中にあります。
明治期に始まった札幌村(現在の東区に相当)でのタマネギ栽培。当時はタマネギは日本食に合う食材ではなく、道内はもちろん本州でも需要は極小だったといいます。にも関わらず札幌村のタマネギ農家はめげることなく品種改良と生産に尽力しました。生産されたタマネギはロシアや東アジアに輸出もされ、やがて食文化の西洋化に伴い国内需要も増え、東区は道内・国内でも有数のタマネギ生産地として現在に至っています。当時の生産者の執念と慧眼に頭が下がる思いです。
名前 |
札幌玉葱記念碑(栽培発祥の地) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
〒065-0013 北海道札幌市東区東区北13条東16丁目2−8 |
評価 |
4.1 |
周辺のオススメ

GoogleMAPの「玉葱栽培発祥の地」を見て来てみました。碑文は確かに「わが國の玉葱栽培この地にはじまる」とあるけど、石碑の紹介であるなら副碑にある『札幌玉葱記念碑』とすべきと感じます。