龍神山の神々に包まれて。
名前 |
神明宮 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.jinja-net.jp/jinjacho-tochigi/jsearch3tochigi.php?jinjya=75258 |
評価 |
3.0 |
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野澤神明宮(のざわしんめいぐう)主祭神 大日孁貴命配祀神 誉田別命 高龗神 磐裂神野澤神明宮の鎮座している山は、通称「龍神山」と呼ばれています。龍神山は、東北道建設の時に東側の山裾を削られています。神明宮は天正十七年(1589)に栃木市神明宿鎮座の神明宮より分祠したといわれています。龍神山南側の最初の石段を上ると、鳥居手前左手にたくさんの庚申塔が並んでいます。元文五庚申(1740)の青面金剛、嘉永元戊申(1848)の十九夜塔などと並んで、六面に立像が彫られている安政七庚申(1860)の六角塔があります。鳥居を潜り参道を進むと、右手に明治七甲戌年(1874)三月の馬力神石碑が二基あります。境内には、狛犬さんの後ろに正徳四年甲午(1714)の石燈籠が残っています。正徳四年の石燈籠は栃木県内でもかなり古い部類に入るものです。更にその後ろの文久二年壬戌(1862)九月吉日の石燈籠は、右側が「奉納・龍神宮」、左側が「奉納・八幡宮」のものです。鳥居脇に明治四十五年(1912)の「神社合祀碑」があり、「明治四十二年(1909)五月二十六日付願 無格社星宮神社及境内社稲荷神社 無格社龍神社及境内社稲荷神社雷電神社 無格社八幡宮及境内社太神宮稲荷神社 仝所無格社神明宮へ合併并ニ跡地譲與及跡地立木伐採ノ件許可ス 明治四十二年十二月廿五日」と刻まれています。龍神宮と八幡宮が合祀されたのは明治四十二年(1909)なので、文久二年の石燈籠は龍神宮・八幡宮を合祀時に、元地からこの地に運んだものと考えられます。昭和三十六年(1961)に社殿を新築しましたが、平成に放火があり、平成二十年(2008)に再建しています。この時に社殿左手に、文化六己巳天(1809)九月の白雲山石塔と、安政六年巳天(1859)四月の男體山石碑、及び二基の石祠が並べられ、一番右の新しい石祠に龍神社、八幡宮、星宮神社の三社が奉斎されています。