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名前 |
鰐口 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
5.0 |
案内板には鰐口とは社殿や仏堂の軒下につるして参拝人が布で編んだ大綱を振り動かして祈願するものです。この鰐口は旧戸ヶ崎浅間神社に寄進されていたもので明治四十三年に戸ヶ崎香取神社に合祀されたため当神社に所蔵されています。室町時代の作で、銘文には「下総国戸ヶ崎郷富士浅間大井鰐口 檀那匝瑳大隅信利別当新大僧永識天正十年(1582)と刻まれています。寄進者の匝瑳氏は戦国時代に戸ヶ崎地区を支配していた武士で、史料によれば小田原北条氏の家臣で四十七貫文の所領を与えられていたといわれます。なお当神社の東にある西福寺は匝瑳氏の開基と伝えられ現在も匝瑳氏の墓数基が残されています。明治時代に神仏分離令により神社から鰐口・梵鐘など仏教的要素のものを取りはずすことが命じられ、現在神社に残る鰐口の多くは、神仏習合時代の所産であるといわれています。と書かれています。