夕陽が映える坂道へ、谷中の風情。
本行寺の特徴
通勤ラッシュを抜けた先に広がる、違う時間の流れを感じる情景です。
桜が満開の時期は、日暮里駅から谷中へ向かう美しい坂道が楽しめます。
夕暮れ時、谷中銀座に沈む夕陽が美しく、訪れる価値があります。
東京では徳川幕府と芭蕉が色濃く残っていますが、ここは太田道灌と一茶に会えます。日暮里駅から御殿坂を上ったすぐ右にあり、別名月見寺。「陽炎や 道灌どのの 物見塚」の句碑と、道灌物見塚跡碑もあります。四季を通じて散策には適した地域で、近くには「夕焼けだんだん」もあります。
かつてどなたかの御殿があったとかいう江戸時代からある坂。東北・上越・北陸新幹線から在来線まで数多くの電車の行き来が上から見られるために親子連れに人気の下御隠殿橋と、休みとなれば観光客でごった返す谷中銀座とを結ぶ坂で、それでも『谷中せんべい』はじめ、意外に店の顔ぶれは変わらない。過日の雪の日は画像の通りであり、物珍しさに写真を撮る南アジア系の人は見事にすっころんでいた。ここのセブンイレブンの手前を左折すると、かつてあった谷中の五重塔を題材に小説を書いた幸田露伴の旧宅跡を経て谷中霊園に出る。
通勤ラッシュのターミナル駅を出ると、違う時間が流れていて、とても良いと感じる。
02/04/2022 人が多くて写真撮れませんでしたが風情ありました。
日暮里駅から谷中に向かう坂桜の時期にここを訪れると桜並木が満開になりとても素晴らしい光景を見ることができます。
日暮里駅西口から西側へ下る坂道です。この辺りは道灌丘と呼ばれる高台になっており、お隣の西日暮里駅の道灌山と一続きの砦であったと伝えられています。ちょうどこの看板に面した本行寺(月見寺)が道灌山の砦の斥候台を築いたと言われる道灌物見塚がありました。さて、肝心の御殿の名の由来ですが、寛永年間(1624~1644年)に白山御殿(将軍綱吉の御殿)や小菅御殿(将軍御膳所)と同様の御殿がこの辺りにあった事により名付けられたと謂われていますが、坂道の由来は明確ではないとの事でした。とまれ、サクラの並木が植えられ、お寺も多く江戸情緒の残る良い坂道であります。
谷中へ誘う坂の眺めを味わいたいなら、朝早く(商店が開くまえ)か夕暮れ時も風情があります。桜やツツジの春、入道雲の夏、枯葉舞う秋も、冬の凍てついた路面さえも趣きを感じられると思います。坂は小さく、クルマならアッという間に通り過ぎると思います。
情緒があった。お寺多し。善き。
良い坂だと思います。
名前 |
本行寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3821-4458 |
住所 |
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HP |
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a022/shisetsuannai/jinja/nippori002.html |
評価 |
3.9 |
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山門をくぐり、右手に猫ちゃんが載っかってる供養塔があります。猫は、こういった高いところにいるものですものね。ちゃんとクッションを敷いてもらっています。こちらのお寺さんの猫だったのか、それとも地域の猫ちゃんたちのためでしょうか。いずれにしても、珍しい供養塔だと思います。