香芝市狐井の歴史を感じる。
杵築神社の特徴
香芝市の狐井地区に位置し、歴史を感じる神社であること。
境内には狐の井戸と呼ばれる井戸が存在し、地名の由来に関する説明がある。
戦前に若者たちが挑戦した力試しの石がある集落として知られている。
狐井の集落では戦前に村の若者たちが力試しに担げた石があります。当時の若者の鍛錬や娯楽の一つだったんだろう。狐井の地名の由来の井戸も神社内にあります。石の鍛練でキツイ、キツイと言ったからではない。
地名の由来が記されてました。狐井(きつい)
香芝市狐井地区の神社で以前境内の井戸を狐の井戸と呼ばれていると聞いた事が有りました、それ故に村の名前が狐井と呼ばれていると??
名前 |
杵築神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-nara/jsearch3nara.php?jinjya=34218 |
評価 |
4.1 |
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奈良県の北西、香芝市にある狐井(きつい)というところ。今回はその地名の由来についてのお話 ―。昔、この村は水に恵まれず、村人は鎮守のお宮さんに、「どうぞよい水をお与えください」と祈っていた。鎮守の森には狐の家族が住み、人なつっこい姿をよく見せた。村人は「ひょっとしたら、神様のお使いかもしれん」と、暑い日には、大切な水を少し子狐に与え、貴重な油揚げをそっと置いたりした。さて、その年はとりわけ、水不足が深刻であった。ある日、村人が「お宮さんの奥で、何やら水の音がする」と言った。大急ぎで皆が駆けつけてみると、なんと井戸からきれいな水がこんこんと湧きだしているではないか。村人は喜び、水を両手ですくい、押し頂いて飲んだ。井戸のそばに狐の親子がいて、母狐の前足は泥にまみれ、爪の間にはうっすらと血がにじんでいた。村人は口々にお礼を言い、狐の足をきれいな水で洗ってやった。狐が掘り当てたこの井戸は、どんな日照り続きにも、水が涸(か)れることはなかった。近くの村人にも快く井戸の水を汲ませた。それで、この村を「狐井」と呼ぶようになったそうな。