永興寺近くの豊川稲荷。
山科豊川稲荷社の特徴
永興寺の本堂すぐ南側に位置する神社です。
豊川稲荷荼枳尼真天を祀っている貴重な場所です。
参拝時の静けさを感じられる心安らぐ空間です。
永興寺に勧請された、豊川稲荷荼枳尼真天。愛知県豊川市にある曹洞宗妙厳寺の鎮守神。本来はインドのヒンドゥー教の夜叉神、カーリー女神の眷属だが、インド仏教が密教化する際に取り入れられ、特別な秘法を使えば強力な功利性を持つ神として人気が高まった。豊川の妙厳寺は東海義易が開山する際、自分の法祖に当たる寒厳義尹が信仰していたので鎮守神として祀った。その後その土地柄、今川義元、徳川家康などの戦国武将から篤い信仰を集めて庶民からも人気が高まった。荼枳尼天は狐の背中に跨る女神の姿で描かれていることから、日本の稲荷神と習合することでさらに庶民に人気となった。このような功利性の強い、現世利益の神さまを祀るのは道元さんの思想とは相容れないような気がするが、これも庶民の安心立命のための方便として仕方がないことなのだろうか。
名前 |
山科豊川稲荷社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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永興寺の本堂の向かってすぐ南側に祀られている神社です。立て札によると、その名のとおり豊川稲荷の御分霊を祀っているとのことです。お寺の境内社としてはかなり大きなお社です。