川上石丁場で乙文殊宮へ。
乙文殊宮上宮の特徴
文殊菩薩が祀られている神社として注目されています。
雨災害により登山道が厳しい状態ですので注意が必要です。
川上石丁場の最高所に位置する神社です。
今は、雨災害のため途中がすごい事になっていますからお気をつけて登ってください。
川上石丁場の最高所に乙文殊宮の上宮があります。本尊は文殊菩薩。学問(知恵)の神様として、受験生からの信奉が厚いようです。背後の花崗岩巨石は恐らく磐座でしょう。そこに降臨した神は下宮社に移るのだと思います。
名前 |
乙文殊宮上宮 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
4.5 |
周辺のオススメ

現在では文殊菩薩を祀る神社として知られていますが、”神社なのに菩薩?”と疑問に思う方もいるでしょう。神仏習合する前はヨドヒメの妹を祀っていました。ヨドヒメは近くにある興止日女神社で祀られています。乙文殊宮の御神体は巨石であり、この巨石の下は人が潜ることが出来て、3本の道が合流する場所です。興止日女神社の御神体も巨石です。山奥にあって不便な場所にある神社にわざわざお参りに来てもらうために、祭神を学問の仏様ということにしたのでしょう。実際、合格祈願の落書きが上宮の神殿にたくさんあるのを見ると、悪くはない選択だったのかもしれません。”それでヨドヒメとはどんな人か?”と疑問に思ったことでしょう。手短に述べれば、ヨドヒメは魏帝国に倭の邪馬台国と称された国の女王だと考えられます。ヨドヒメとその妹は、記紀に載る”景行天皇による土蜘蛛征伐”をうけて、それぞれ興止日女神社の御神体のある場所、乙文殊宮の御神体がある場所で討たれたか、自害されたのでしょう。落書き神社として有名らしいですが、慰霊の神社なので、あまり失礼なことはしないように。