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名前 |
金井堰口公園 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
急な坂をのぼり疲れきった私の前に、ふと黄色い看板が視界に入った。「金井堰口公園」(かないせきぐちこうえん)私はものすごく喉が乾いていた。水が飲みたかった。看板の先を見ると下り階段が長く続いている。この先に公園があるようには思えない。階段の上からは先は見えない。気づいた時には吸い込まれるように私はその階段を下り始めていた。私は水が飲みたかったが、その感情以上に好奇心が勝っていた。湧水のように溢れでるわくわくした気持ち。何かが私を呼んでいるようにも感じた。階段を一歩一歩降りていく。公園が見えてきた。滑り台だ。奇妙な形の公園。思っていた以上に広い。まだ全体は見えない。動物が2頭いたので水場がないか尋ねるが返事はない。どうやら閉鎖的な公園のようだ。私は歩いて探す。その先も階段があった。 また下り階段。ぞっとした。登った分だけ気づけば降りているのだ。この山はどうやら私を追い出したいようだ。我に還った私は急いで来た道を引き返す。水どころではない。動物が声をかけてきた。乗れ!急ぐんだ!私は恐る恐る動物に乗った。どうか誰かに見られませんように。