豊島区の地蔵尊で供養を。
お茶あがれ地蔵尊の特徴
庚申信仰が息づく、歴史的な地蔵尊です。
豊島区内に点在する地蔵の一つとして名高いです。
簡素な造りの庚申塔が特徴的な場所です。
地蔵、豊島区内に47ヶ所あるうちの一つ、江戸時代結婚を阻まれ病死した女性の供養とのこと。
地蔵尊と簡素な造りの庚申塔がある。コンクリートと思われる覆い堂の中にあり、観察しにくい。区が設置した案内板に依れば、庚申塔については宝永年間に建てられたものであり、また、区の指定文化財になっているようである。
隣接していた魚屋がなくなって、空き地に(唐突に?)ぽつんとあります。近所の人が手入れをしているのでしょう。いつも小奇麗です。
名前 |
お茶あがれ地蔵尊 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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庚申信仰は本来道教のものですが、道教自体は日本に根付かず行事だけが仏教や神道と習合して古くは宮中でも行われたようです。江戸時代には民間信仰として広く普及し定着しました。申なので猿田彦命や三猿と結びつき、後にオリジナルの明王的な忿怒尊の青面金剛が本尊になったようです。路上に塔を建てる点で地蔵尊と一緒に祀られたり庚申地蔵尊も多いですが、様々な仏尊と習合しているようで、此方は密教の最勝最尊の一字金輪です。庚申塔に書かれた梵字のボロンの一字にすべての仏菩薩の功徳が集まるとされています。庚申や青面金剛の真言は和製梵語と思われますが、オン コウシンデイ コウシンデイ マイタリ マイタリ ソワカや青面金剛呪オン デイバ ヤクシャ バンダ バンダ カカカカ ソワカ等があります。一字金輪真言は真正の梵語でノウマク サンマンダ ボダナン ボロンです。お地蔵様に関しては広く知られている地蔵菩薩真言がオン カカカ ビサンマエイ ソワカです。お越しの際は各々三唱すれば功徳が増すと思われます。