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名前 |
瑠璃光寺 奥の院 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
瑠璃光寺 奥の院瑠璃光寺のお堂に向かって手前、右手の雑木林の中に北に向かって伸びる落葉に覆われた平坦な山道があります。道幅は軽四が通れる程度でよく手入れされていて荒れていません。進む左手には写し石仏が次々と現れるミニ八十八ヶ所コースです。注意して観るまでもなく石仏さんの周りには手のひらサイズのサヌカイト(カンカン石)がゴロゴロ。ここは石器時代の大昔から縄文、弥生時代までサヌカイトの石器材料採取場所。近くには当時の作業場や住居跡も見つかっているとのことです。700〜800mも進むと竹林の左上に奥の院が見えてきます。今は廃屋状態ですが以前は堂守りのご夫婦が住まわれていたとのことです。今は存在しませんが「野田式発動機」で時代を席巻した地元の農機具メーカー野田産業のカレンダーが壁に吊るされていたり、その上には神棚があったりと生活の痕跡が残されています。電気も水道も引かれていないこんなところで井戸水だけを頼りによくぞまぁ・・・。倒壊寸前状態のお堂が醸し出す雰囲気は何とも独特のものがあります。反対に瑠璃光寺と奥の院を結ぶ山道は、とっても静かで心安らぎ古代のロマンをひしひしと感じさせてくれる魅力的な散策路で何度でも訪れてみたくなります。今は再び、奥の院が再建され多くの歴史的遺産が日の目を見る時が訪れることを楽しみにしています。