清水港の歴史をゆっくり探訪。
フェルケール博物館の特徴
清水港の歴史や鈴与に関する展示が充実している博物館です。
煉瓦造りの重厚な建物から美しい中庭を楽しむことができます。
船の大型模型やレトロな展示物が見応えを提供しています。
煉瓦造りの重厚な建物が気になりつつ、今回初めて訪れましたが、清水港の成り立ちから現在迄の役割について紹介する博物館でした。明治大正の頃の輸出用の茶箱のラベルがとてもお洒落で綺麗で印象的でした。裏手に、関連した缶詰記念館という場所が併設されていて、こういったものは他ではなかなか見られず興味深いです。企画展を含めてじっくり観ると2時間近くかかりましたが、館内も煉瓦の壁なので落ち着いた雰囲気、座って中庭を眺められる椅子も有ります。
清水港や船、また缶詰めなどの歴史について学ぶことができます。フェルケールとはドイツ語で「交通」という意味で(館内の説明板より)、画家のフェルメールとは関係ありませんでした🍃説明板も普通にありますが、模型や写真など視覚的にわかりやすいものが多かったような印象をうけました。清水観光の際にはこちらを見学すればより理解が深まるかなと思います。ちなみに入場料はPayPayでも支払いできます。
見応えありました。船の博物館だけど…鉄道ファンにも見てほしい。ゆっくり見ると2時間くらいはかかる。
静岡市に生まれ育って、ずいぶん前から存在は知っていましたが、一度くらい行ってみようと訪問。結論は、訪ねたことがない方は一度訪ねて損はなしという感じ。清見潟(清水港)の発達の歴史、船(現代の専用船)について、缶詰について学ぶことができました。
可愛いネズミのミニチュア展を開催していました。アンティークの生地やビーズを使い、大変細かい所まで表現されている作品が沢山ありました。趣のある綺麗な建物で、駐車場が隣にあるので便利です(無料)常設展示もあり、清水港の歴史もわかります。400円で半日楽しめました。また利用したいと思います。
「フェルケール博物館」というと何の博物館か分かりにくいですが、清水港の港湾関連の博物館です。ちなみにオランダの画家フェルメールとは全く関係ありません(笑)。落ち着いたオシャレな雰囲気の建物で、内装や展示は博物館と言うより美術館のようです。博物館名のフェルケールとはドイツ語で「交通」の意なのだそうです。でも何でドイツ語? 大陸国家のドイツにあまり海運のイメージはありませんが・・・。この博物館の展示のイチオシは、巨大スケールで精密に再現された「和船」の数々です。模型の見どころを紹介しますね。西洋船と比較しての和船の特徴は複数の帆柱を立てず一本のみであること、そして船体の割に舵が異常に大きい挙げられます。何故帆柱が一本しか無いのか、と言うと江戸幕府がそう決めたからです(笑)。構造上の必然ではなく、海外渡航できる高性能船を恐れた幕府が制限したせいなんですね。これが和船を特徴づけました。複数のマストと帆があれば、それらにも舵の役割をさせる事ができますが、和船には存在しないので舵を極端に大型化する事で対処するしかなかったのです。また帆が一枚しかないので、少しでも多くの風を受けられるように帆柱は長く高くなりました。そのため船の重心が高くなると同時に、帆柱は大風に弱くなって折れやすかったのです。それに加えて巨大な舵は波浪で簡単に破損しました。大黒屋光太夫など江戸時代に船の遭難が多かったのは、そのせいなのです。さて明治になって幕府の規制が撤廃された後に建造された「和洋折衷船」も展示があるので較べてみましょう。まず帆が複数になり、マストも増えたのでむやみに帆柱を高くする必要がなくなり、重心が低くなって見た目も安定しています。そして舵が「これで大丈夫なの?」と思うほど小型化されていることに注目して下さい。政治的な理由だけではなく、船舶や交易の進歩のためにも幕府には退場してもらう時代が来ていた訳ですね。
中々楽しめますよ!
2021/07/15。入館すぐ、ざらっとA4の封筒に各パンフや資料が入ったものを渡されてびっくりした。清水港の歴史が学べた。お茶や缶詰の貿易で栄えたとのこと。静岡県が缶詰生産量が高い(まぐろ類缶詰は全国一位)とは知らなかった。小スペースにジュエリー作家田宮千穂さんの宝飾品の作品があったり、缶詰記念館も見れたりした。開催中の展示としては、静岡の自転車史(2021/7/10~9/5)、山内奈津美さんの日本画展(2021/6/1~7/31)が開催されていた。自転車史においては、徳川慶喜が大政奉還後、静岡にいた事を初めて知った。
うちだしんのすけさんの写真の展示を拝見しました。構図がすばらしいのはもちろん、優しさがあふれています。特に逆光の作品はいいね。逆光の撮影はむずかしいのですが、露出のバランスがいいです。
名前 |
フェルケール博物館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
054-352-8060 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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清水の歴史、特に鈴与に関する歴史が学べる。船の模型を観るのは楽しいです。常設展は写真OK、特別展はNGです。屋外にある缶詰館も可愛いです。