千葉の文化財、鋳銅鰐口に触れる。
龍蔵寺の特徴
建長5年に創建された日蓮宗の寺院で、深い歴史があります。
本堂には千葉県有形文化財の『鋳銅鰐口』が安置されています。
畠山氏持仏堂としても知られ、多くの人に親しまれています。
畠山氏持仏堂か。石川修道著「国難に立ち向かった中世の仏教者」p270参照。龍蔵寺過去帳による年齢から考察すると、貫名重忠は32歳、梅菊は21歳で、日蓮を出産。誕生寺・妙蓮寺の伝承よりも自然な年齢となる。同書p280参照。
日蓮宗の寺院で、本堂には千葉県有形文化財に指定されている『鋳銅鰐口』があります。鰐口とは、社殿や仏殿の正面に吊るし、参詣者がこの前に下げられた綱で打ち鳴らして、神仏に来意を告げるための大きな金属製の鈴のことです。ここの鰐口は、直径23.5cm、厚さ5.5cm、両側の釣環1.5cm、張り1cmの鋳銅の製品で、かなり破損している状況です。銘文は後世の作為によって「上総国」の下に「法華村」の3文字を加えてあるほか、紀年銘の永和4(1378)年を正嘉2(1258)年と100年以上古いものに刻み直しているのが惜しまれますが、県内で銘文がある鰐口としては最古のものであり大変貴重な資料です。周辺道路非常に狭く、駐車場は非常に判りにくく、石段手前を右折すればあります。北西側に鎮座する山神社とセットで参詣(拝)しましたが、沿道の山神社方面への切り返しが角度的に不可です。
名前 |
龍蔵寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
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建長5(1253)年に立宗宣言された日蓮大聖人の父母が創建されたお寺です。日蓮宗寺院のなかでも最も古い古刹と伝えられています。「千葉見聞録」より。