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名前 |
鈴ノ宮稲荷神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
2.8 |
御祭神は宇迦魂命。境内の説明板によれば,「鈴ノ宮稲荷神社の創建年代は不詳であるが,江戸中期以降のことで,それ以前の文書は「鈴の宮」と記している。常陸国府が置かれた時代に官人の交通のため駅馬や駅鈴が置かれた駅舎があった地といわれる。駅制では、官人が往来するときに駅便が鈴をならして通行した。駅制が廃絶したあと,この駅鈴を神社に奉納し,その神社を鈴の宮とした」この記述によれば,駅制が廃絶したのはいつかというのははっきりし難いですが,10~11世紀頃として,その頃には元となる神社は存在していたということになるのでしょう。元治元(1864)年,当社境内に藤田小四郎を始め天狗党73名が結集して,筑波山で挙兵すべく出発しました。尊王攘夷の理想に燃え意気盛んな23歳の小四郎は,その後の血みどろの内乱と鰊倉での幽閉・斬首という結末となろうとは夢にも思わなかったでしょう。なぜこの狭い境内に73名もと思ったのですが,当時は狭かったとは限らず。また,当社右手の現・駐車場となっている敷地は,新地八軒という遊郭が立ち並んでおり,当時の小四郎達はそこを定宿としていたそうです。