美しい庭園で癒しのひととき。
椛島家の特徴
椛島家の庭園はとても綺麗で四季折々の景色が楽しめます。
整然とした庭園の中で、静かな時間を過ごせるのが魅力です。
風情ある庭園は、歴史を感じる特別な空間を提供しています。
名前 |
椛島家 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
http://www.city.itoshima.lg.jp/s033/010/020/010/190/20181004152257.html |
評価 |
4.5 |
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とても綺麗な庭園です。二丈田中に所在する椛島家住宅は、国の登録有形文化財です。国の登録有形文化財とは、建築してから50年以上が経過した建造物を使いながら残していくという制度です。一般的に知られる重要文化財などとは異なり、外観に大きな変化がなければ、内装は現代風に変えることも可能であるなど、ある意味緩やかな制度でもあります。椛島家住宅は、元々は二丈田中の大地主であった「満生(みついき)家」の住宅でした。現在のJR一貴山駅(当時は北九州鉄道)は、満生家の所有地から収穫された米を博多へ運び出す為に満生家の寄付により作られたものと言われていますので、満生家が如何に財力があったかが想像されるでしょう。また、糸島地方最大の前方後円墳「国史跡・一貴山銚子塚古墳」とは敷地を接しており、満生家の方々はこの古墳を先祖の墓という意識をもち、庭の一部として管理してきました。登録された建造物は、明治30年頃に建てられた主屋や、蔵、門、塀などです。南門に入ると正面に主屋と庭門及び塀、左手に古墳、右手に庫院(旧納屋)があり、納屋の東壁に連続して東門・北門及び塀があります。区画された中で主屋、庭門及び塀、庫院を見ることができ、南門及び塀とともに上質な景観を創り出しています。主屋は2階建で間口が広く、玄関がなく農家のニワと共通する前庭など、江戸時代の民家の特徴を残しています。主屋の随所には、当時の建具職人、左官職人、絵師の技術の高さが伺える細工が施されるなど、当時の地主層の民家における前近代と近代の上質な特徴を併せもち、糸島地方における民家建築の流れを汲んだ近代的な和風建築の好例として、高く評価されています。なお、現在も住居として用いられている建造物群であるため、常時の公開はされていませんので、ご注意ください。