秋月藩の上級武士の屋敷。
旧田代家住宅の特徴
旧田代家住宅は秋月藩の貴重な上級武家屋敷です。
高台に位置し、月見坂からの絶景が楽しめます。
規模が大きく、城下町の歴史を感じられる場所です。
秋月藩の重臣・田代家の屋敷。秋月藩は小藩だから重臣と言ってもわずか150石取りに過ぎませんが、屋敷地は数百坪はあったようです。武家屋敷が広いのはどの藩でも同じで、50石クラスの下級武士でも200坪程度を拝領するのは珍しくありません(その代わりお金はない)。田代家の屋敷は復元された部分が多いようですが、江戸時代の武家住宅の間取りをよく再現しています。
修復工事の為、臨時休園中😐❗。
秋月黒田藩の上級武士の屋敷。屋敷内に上がることは出来ませんが、庭は自由に散策出来ます。屋敷南側の表座敷に面した主庭は平庭の枯山水様式で、庭の中央に飛び石が配置され、背面の土塀側に立石の石組みが置かれています、現在は木の枝や幹に隠されどのような石組があるのかよく確認出来ません。北側の奥座敷に面した裏庭は背景の山の斜面を利用した高低差のある庭で、土蔵入口の前には三尊石の石組があります。全部で四石ありますが、左の石は何かを置いていた台石ではないでしょうか。庭の中心に一つだけ置かれた黒い石はゴジラの頭部のようで一際強い存在感を放っています。一段高い場所にある稲荷社に続く緩やかなスロープの上に配された飛び石と、そのそばに置かれた素朴な黒い石の山灯籠の組み合わせが良い雰囲気です。稲荷社の土台は素朴な小端積みで、同じく背面に築かれている石垣も小端積みとなっており、この庭の重要なアクセントになっています。表庭と対照的にこの裏庭は総じて庭木が少なく枯山水的な雰囲気ですが、当初からそうなのかは不明です。ひょっとしたらサツキなどの低木が石組や飛び石の側に植えられていたかもしれません。現在この裏庭には梅と椿の古木が一本ずつ立っています。乾いた砂地の上に小ぶりの八重椿の花(乙女椿?)が一輪落ちていました。この二庭の他に壺庭の遺構が残されていますが、これは江戸から昭和期にかけて実際に田代家の方々がお住まいだった頃に増築された建物に付随していた中庭の名残です。現在の屋敷は江戸時代の姿に戻され昭和の増築部は完全に取り除かれています。旧田代家住宅・庭園は江戸末期における地方上級武士の屋敷の庭園として貴重な作例です。(令和元年5月16日)
旧田代家住宅は、秋月城址の西600mの高台にある秋月藩の上級武家屋敷で、規模が大きく城下町に残された貴重な屋敷の一つとして知られています。入場無料。文化11年(1814年)の9月には一度焼失してしまい、翌年には再建され、その後、昭和に至るまで増改築が行われ部屋数も多数あったようです。そして、平成19~21年に江戸後期頃当初の形に復元整備し、今に至っています。また、屋敷前の坂道は、古処山の頂上付近に建つ秋月城が真東の方向にあり、城の真上に上る月はなんとも言えないほどの美しい眺めだった事から「月見坂」と呼ばれるようになったそうです。
秋月藩の城下に有って近くに月見坂と云う、旧お城に出る月を観る最高の場所だそうです。
月見坂を 登って長い 土塀 を 行くと田代家の 玄関に、着きます。秋月潘 黒田家の 上級武士 の邸宅です。この 家 は、秋月潘 成立時、初代潘主 黒田長興に付けられた家老、田代外記 からの、流れです。
名前 |
旧田代家住宅 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
http://www.city.asakura.lg.jp/www/contents/1297665014824/index.html |
評価 |
3.7 |
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上級武士の武家屋敷とのこと。地方の小さい藩ともなると、上級武士の武家屋敷といえども、かなり質素なようです。当時を忍ばせる雰囲気がありますが、建物の中には入れません。敷地内には入れるので、建物の中を覗き込むように見学。管理している人などは常駐しておらず、勝手に入って勝手に見て回ります。