中根金作が創るツツジの美。
城南離宮の庭の特徴
ツツジの美しい花々が見頃を迎えており、訪れる価値があります。
中根金作による配石が印象的で、歴史を感じる造りが魅力です。
昭和の小堀遠州とも称される庭園で、心和むひとときを提供しています。
昭和の小堀遠州と讃えられ、天才的な素早い配石の造園家、中根金作が手掛けた庭です。城南宮では「楽水苑」の「室町の庭」と「桃山の庭」が、昭和二十九~三十五年(1954~60年)の間に、造園家として氏が最初に手掛けた庭園で、その後「平安の庭」、「春の山」更に晩年の「城南離宮の庭」と、その生涯をかけて城南宮・神苑の作庭に携わりました。城南宮の一帯が最も華やかであった平安時代後期の様子を表す枯山水の庭園。平らな石を敷いた苑路が鴨川を、敷き詰められた白い石が離宮の池を、緑濃い龍の鬚が覆う部分が陸地を、そして岩組みが殿舎を表しています。ここ城南離宮で、上皇のもと貴族が花見の宴や和歌の会を催し、また武士が流鏑馬で弓馬の技を競った時代が百五十年余り続きました。訪れた日は隣の桃山の庭から延びて来た枝垂桜が、いい塩梅に生け垣を越えて垂れ下がり、何とも得も言われぬ風情の晩春の景色を演出していました。(2017/07/13)
名前 |
城南離宮の庭 |
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ジャンル |
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電話番号 |
075-623-0846 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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ツツジ見頃でした。