296段の難所、鐘撞き堂へ!
梵鐘の特徴
秩父の札所で一番の難所に挑戦する醍醐味があります。
296段の長い石段を登って辿り着く鐘撞き堂が印象的です。
階段の大変さを忘れさせる美しい場所が魅力的です。
階段は大変ですが、素晴らしい場所です。
秩父の札所で一番の難所と言われています。296段の石段を登ってこの鐘を自分で鳴らせたのは感激もひとしおでした。鐘の音も深山に清らかに響きます。
| 名前 |
梵鐘 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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296段の長い石段を登ると、右手に鐘撞き堂がありました。よく鐘楼といいますが、「楼」という字のごとく、ふつう梵鐘は一段高い位置にあります。でも、こちらは目の高さに梵鐘が吊されていました。そのせいでしょうか、鐘に天女が彫られていることに気が付きました 。梵鐘の「池の間」に描かれた天女は、左手に小太鼓を持って胸の前に構え、右手には撥を持っています。衣は上にたなびき舞い降りてくるようです。これは伎楽天のようですね。また、「草の間」には龍が描かれ、「縦帯」には南無聖観世音菩薩と刻まれています。伎楽天は、・仏前で音楽を奏でる・舞いながら供養する・仏法を讃嘆するという役割を持つ天人で、梵鐘の「音」と最も深く結びつく存在なのだそうです。龍は仏教では、・雨・雲・水を司る・音を遠くまで運ぶ・観音の守護神という役割を持つそうです。伎楽天が音を奏で、龍がその音を雲に乗せて四方に運ぶということですね。また、縦帯に刻まれた名号ですが、観音信仰では 観音の名を唱えると音声が十方に届き、その音声が衆生を救うとされているそうです。つまり、・伎楽天(音を奏でる)・龍(音を運ぶ)・名号(観音の功徳)の三つが揃うことで、「観音の功徳が音となって世界に広がる」という構造を表していることになりますね。梵鐘をじっくり見る機会はそうありませんが、これも梵鐘が低い位置にあったおかげかなと思います。また、鐘の撞き方として、来たときに撞いて、帰りには撞かないようにと書かれていました。鐘は、境内全体に響き渡る大きな音を持っています。参拝者が結界に入ることを仏・諸天に知らせる意味があり、音そのものが「場」を清め、参拝者の心を整えるとされているそうです。したがって、帰りに撞くと「場を閉じる」意味になってしまうため避けているそうです。お寺には、梵鐘の他に音が出るものとして鰐口があります。梵鐘は寺(結界)へ入る宣言ですが、 鰐口は「観音さま、これからお参りします」という本尊への“個別の参拝の開始”を告げる合図なのだそうです。観音院は、「来たときに撞く寺」でしたが、「自由に撞ける寺」や「撞くことを禁じている寺」もありますね。「来たときに撞く寺」は、鐘が“結界の門”として働く寺で、鐘楼が参道の入口や境界に近く、山上や谷奥にある札所に多いタイプなのだそうです。「自由に撞ける寺」は、鐘が“参拝者の祈りの一部”として扱われる寺で、鐘楼が境内の奥まった位置にあり、平地の寺や、門前町の中にある札所に多いタイプなのだそうです。「撞くことを禁じている寺」は、鐘が“文化財”または“地域の時間”として扱われる寺で、住宅地に近い札所や鐘が重要文化財級の寺が該当するそうです。梵鐘一つとっても、様々な意味があるのだなぁと感心しました。