境内には歌碑が建てられていました。
名前 |
駒形稲荷(阿久原牧の碑) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
HP |
http://www.town.kamikawa.saitama.jp/kanko_bunka_sports/bunka_rekishi/machishitei/1185.html |
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

駒形稲荷(神川町指定史跡)児玉党の祖・有道維行(ありみちこれゆき)の創建と伝えられ、徳川光圀が「阿久原に遠峰惟行のあとを訪ねて 源 光圀 阿久原の牧の稲荷に鈴かけて いななく駒に いさむ武士」と詠んだという稲荷社といわれていて、境内には歌碑が建てられていました。この駒形稲荷社はここの塚の上に祀られていて、そこにある黄門様の歌碑が西南方に広がる「阿久原の牧」の台地を見渡しています。この塚の手前(北側)の三角の緑地帯に「阿久原牧」とある碑があります。この「阿久原牧」碑が阿久原の牧推定地の北に位置し、推定地の西にあたる駒形神社には「阿久原牧阯」の石碑が建てられていて、この二つの石碑を含む阿久原の牧推定地が「阿久原牧跡」(県指定旧跡)になっています。阿久原牧は都に献上する馬の牧で、平安時代、承平3年(933年)に、それまで朱雀院秩父牧であった秩父郡石田牧と児玉郡阿久原牧を勅旨牧としたことが知られているそうです。この阿久原の牧に平安朝廷から遣わされたのが児玉党の祖・有道維行(遠峰惟行こだま これゆき)であり、退任後もこの地に土着し地方豪族として武士団・児玉党の祖となります。ここから北方800m位のところ(県道289号傍)に有道氏を祀る「有氏神社」があります。ここ阿久原牧を見渡せる駒形稲荷の塚の上に立ち、黄門様が児玉党の祖の有道氏の里に触れて歌を詠んだというくだりであります。尚、黄門様の歌碑には源光圀と記名されていました。関連情報:「阿久原牧阯」の石碑(駒形神社)、有氏神社。