急坂を駆け抜ける黒部湖駅。
黒部ケーブルカーの特徴
黒部湖駅から黒部平駅まで高低差373mを誇る急坂があります。
ケーブルカーは基本的にトンネル内を走り、非日常を味わえます。
雄大な黒部ダムを越える体験が忘れられない記憶となるでしょう。
かなりの勾配を登って行きます坑内なので景色は楽しめませんが、乗り物好きなら嬉しいのかな?
黒部湖駅と黒部平駅を結ぶケーブルカーです。なかなかクラシカルな車両が使われています。全線がトンネル内のため左右は全く眺望は利きません。可能であれば前部か後部の席を取ることをお勧めします。
長野県側から富山県側、立山黒部アルペンルートへ向かう場合、黒部ダムの上を渡ってからこの駅に至ります。駅とは言っても工事現場のような様相で、入口も巨大な鉄のドアでできていて、そこを通り抜けたトンネルの中に駅があります。そして見るからに急なトンネルの中を、ここでしか見られないような独特の斜めの形状をしたケーブルカーに乗って登っていきます。このような急なトンネルにも関わらずケーブルカーは力強く登っていきました。
車内はかなりの高低差があり、座席も対面式で向かい合って座るとお互いの膝が当たります。ずっとトンネルなので景色を見たいなら最前列か最後尾に立つとトンネルの先が見えます。
雄大な黒部ダムの上を歩きながら黒部湖駅に到着。ここから黒部平駅まで最大31度の急坂を約5分で運航しているこのケーブルカー。ずっとトンネルの中を運航しているので景色はありません。→椅子に座ってしまうと横は壁だけの景色です。椅子に座らず1番前or1番後ろに立っていると(2席椅子があった様な気もするが)駅を見送りながら急勾配を感じられます。その場所を運良く陣取れればなのですが。これに乗らないと先には進めませんから景色が無くても自分でワクワク感を感じていれば良いと思います。利用した2022.10の平日、運良く並んだ順番が2組目だったので、黒部駅に向かう時は1番後ろで黒部平を見送りながらの急勾配を楽しめました。
ここから上にいくのはロープウェイしか選択肢はありません。なので平日でしたがそこそこ混んでました。シーズンには大混雑でしょう。景色はトンネルしか見えません。
立山駅からのケーブルカーとも違い、こちらは基本ずっとトンネルです。ただこちらもかなりの急斜面ですので、高所恐怖症の私は、そこそこスリルを味わえるのりものでした。
「ん、アレ? この状況と景色はどっかで見た事があるぞ・・・。」と記憶を巡らせていたらエヴァンゲリオンに出てくるジオフロント、第三新東京市に降りるためのケーブルカーにそっくりなのでした(笑)。冬季の雪害防止のため全線が地下トンネルになっている事も、その印象を強くします。トンネルなので、当然ながら車窓からの風景は全く望めません。代わりに碇シンジくんのように「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・」とか、つぶやきながら乗ると楽しいんじゃないでしょうか(笑)。
ずっとトンネルの中、黒部湖駅から黒部平駅まで高低差373m、行程0.8km、最大31度の急坂を約5分で結んでいます。車窓はずっとトンネルの壁。見どころは途中で上下線がすれ違うところぐらいです。
名前 |
黒部ケーブルカー |
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ジャンル |
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電話番号 |
076-481-1500 |
住所 |
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評価 |
4.4 |
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素敵な体験ができました。スタッフの方々もとても親切でした。