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名前 |
八雲神社(三春町) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
須賀川三春線(県道54号線)から、そのご存在に気付く立派な造りの「八雲神社」です。屋根の「緑青(ろくしょう)」が遠方からでも印象的です。近隣にこうした神社がある生活にあこがれます。<以下、追確認が必要ではあるのですが>おそらく、御祭神は「素戔嗚尊(須佐之男命;スサノオノミコト)」で、祇園信仰の神社(*)かと。日本で最初の和歌とされる、素戔嗚尊が御読みになった「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」からのお名前ですね。(*)「思い出してみました。」祇園信仰系の神社は、御祭神を「素戔嗚尊(須佐之男命)」、あるいは「牛頭(ごず)天王」としています。祇園と言えば八坂神社。八坂神社と言えば素戔嗚尊(須佐之男命;スサノオノミコト)ですが、牛頭天王は仏教系の方で、祇園精舎の守護神であったとか。神仏習合の中で、「この仏教系の方(本地)が日本に権限(垂迹)した化身が素戔嗚尊である」という考え方(本地垂迹)が現れ、・素戔嗚尊 = 牛頭天王(薬師如来が垂迹された方;素戔嗚尊の本地) = 薬師如来(本地仏)とされているようです。以上、「本地垂迹論」を簡単にまとめてみました。これによれば、日本の神々の多くは、仏教系の諸如来・諸菩薩・諸天部と関係づけられています。とは言え、この解釈は、宗派や寺院、神社によって異なります。なお、実際の御祭神を「牛頭天王」とする神社と、「素戔嗚尊」とする神社の両方が存在するそうですが、後者が多いようです。ところで、この説は、いわゆる「輪廻転生(転生輪廻)」の思想らしく、仏教系の諸如来・諸菩薩・諸天部の方々が、日本の神々としても生まれ変わり、時代ごとに活動された。と理解することで、難しい「神仏習合」だとか、「化身」、「本地垂迹論」など考えずとも、スッキリ理解することができそうです。「仏神」もまた、「皆の衆」と同じく転生しながら、「先輩・先生」であったり、「時代の露払い」であったりと、苦労を伴いながら人生を歩まれたことを考えるならば、こうして神社に祀られるほどに尊崇を集めることも不思議ではないと、思うところですが、考えすぎでしょうか?ありがとうございました。