宮城の地質学を感じる場所。
シムンカー(下茂武川)の特徴
宮城県の地質に魅了される、琉球石灰岩の素晴らしさ。
下に広がる島尻層泥岩が、歴史を感じさせる空間を提供。
うるま市の自然を体感しながら、地質学の面白さを学べる場所。
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名前 |
シムンカー(下茂武川) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
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宮城県の地質は大きく分けて、上から琉球石灰岩,下に島尻層泥岩のふたつの地層から成り立っています。琉球石灰岩は、雨水をヌポンジのように浸透させる特値があり、島尻磨泥岩は雨水を通さない特徴を持っています。琉球石灰岩を通り抜けた雨水が島尻層泥岩に溜まり水が湧き出します。シムンカーの湧き水は、これらが水源となっています。琉球王府の歴史書のひとつである『球陽に1854年(尚泰王代)年には「下の川」とあり、改修され水田に使われていたと記録に残されています。地域の人々はジムンカーを、農業用水だけではなく、生活用水としても利用していました。水浴びの場でもあり子供たちにとってはエビ・カニなどを捕まえることのできる水遊びの場でした。また霊水としても使われており、産水をくんだり、イリガサー(麻疹)がはやると力の水を手の平に受け、その水で子供たちの額や顔をミジナディ(撫でぎする)し病魔が退散するように、祈願する場所でもありました。シムンカーの正面の値はかつては木製でしたが、昭和8年と同18年に改修工事が行われたようで、カーの正面左側に、昭和18年8月吉日下茂武川の文字が見られます。その頃にコンクリート製の機に変わったと思われます。昭和20年には、米軍が言城局に駐屯し、シムンカーからモーターで水をくみ上げていた様子が見られています。昭和30~40年代には沖縄県内で大干ばつがあり、干ばつ列策として水路の横に深さ150cmの溜井戸がつくられました。しかし、シムンカーの水は干ばつにも涸れることはなかったようです。現在シムンカーの水は使われていませんが、永手地域の生活を支えた「村カー」として区民によって定期的に清掃が行かれ、大切に保護されています。-案内板より-