愛知の文化財、十一面観音へ。
御堂山観音堂の特徴
愛知県指定文化財の十一面観音菩薩立像が安置されています。
相楽ひめはるロード沿いの階段を41段上った先にあります。
地元の人々の信仰が息づく清々しい雰囲気の場所です。
相楽ひめはるロードから、きつい階段を41段上ったところにあります。近くに駐車場がないので、車で訪れるのは相楽の森か、山を下ったところの駐車場を利用するしかなさそうです。ごくごく地味な建屋ですが、年代を感じさせます。隣にある建物は倉ですが、こちらは比較的新しく作られた模様です。木造ではありません。清めの水は湧水を使っているようです。飲めそうな気もしますがやめておいたほうがよさそうです。
サイクリングの道中にあり、前から気になってて何気に境内に入ったら、落とし物が置いてあった。帽子の左側の小さな携帯ポンプ(空気入れ)は確かに私が落とした物でした。わざわざ、ご丁寧にこんな所に置いてくれるなんて、世の中親切な御方も居るものだ。そこまで感動するような建築物では無いが、こういう時代物はいつまでも残して欲しいですね。お賽銭が溜まったままなので、所有者はちゃんと回収しておいて下さいね。
7月中旬から下旬。ヒメハルゼミが一斉に鳴く様子が聞かれます。大塚郵便局からヒメハルロードを進んでいくと相楽の森につく少し手前、右手に階段があります。左手は、車が置ける場所があります。いつも、着いて少し静かにしていると、リーダーのセミが鳴き始めると同時に、他のセミたちも鳴き始めます。「ジンゴージンゴー」というような音に聞こえますが、今年は少し軽めの音でした。2方向の集団が重なって鳴いていました。数分で泣き止んでしまいますが、待っていればまた泣くのかもしれません。
平日昼間に参拝山腹にある観音堂刻の流れから鄙びた雰囲気を感じさせるしかし手水は稼働しており境内も清掃されている地元の方からしっかりとした信仰を感じる事が出来る清々しい雰囲気を感じる場所。
その昔、時を告げる鐘を叩いていた喚鐘と愛知県指定文化財十一面観音菩薩立像が収まる祠があります。喚鐘は老朽化が進んでいますが建物は風格があり見応えあり。十一面観音菩薩は33年に一度の御開帳となっている秘仏とのこと。御堂山一帯は三河七御堂の一つ全福寺跡や室町期の山城、丹野城跡もあり歴史好きは楽しめると思います。
本尊は聖観世音菩薩との事。
名前 |
御堂山観音堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
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蒲郡市博物館開催の蒲郡市制70周年記念企画展(R6.7/20〜9/1)26年ぶりに公開された木造十一面観世音立像を拝見して(本来は33年に一度)所蔵されていた御堂山観音堂を知りました。観音堂はR6.9月から10月に取り壊し予定と知りその足で観音堂に行きました。ところどころ道幅が狭くカーブも多い山道でしたが対向車も後続車もいないので大丈夫でした。着くと蝉の鳴き声がすごく、ヒメハルゼミの生息地で有名と聞いていましたが鳴き声を知らないのでセミの声としか認識できませんでした。観音堂は取り壊す前とあって中は荒れていましたが山の中にたたずむ時代を感じる素敵な観音堂でした。取り壊し前に是非行って見て下さい。