平田家住宅で体感する文化財の魅力。
平田邸の特徴
国の登録有形文化財に指定された、貴重な史跡が楽しめる場所です。
外からのぞいても見える、独特の建築美が魅力の歴史的施設です。
通常公開されていない貴重な文化財があるため、訪問時の特別感が嬉しいです。
通常は 公開されてないようでふ外から少し見えました🤏
まず最初に平田家住宅(国の登録有形文化財・名称)の意義について。平田家住宅は明治期に主屋の建築がなされた後、大正時代に主屋三階と新座敷棟が増築され現在の形となりました。その増築を行ったのは当時の平田家当主で貴族院議員などを歴任した平田吉胤(ひらたよしたね)です。吉胤は、大正九年 / 1920 に「山水處々」を出版して山と渓谷を愛する紀行作家として名を馳せていた文人・田山花袋と、画家・小杉放菴らを耶馬渓に招き、「耶馬溪紀行 /田山花袋著・小杉放菴・画」(初版昭和二年/ 1927) の出版をプロデュースするなど耶馬渓の広報に努め、その名勝指定を実現させた郷土の偉人です。当時の文人や教養人の多くは、古代中国の思想や文化へ深く傾倒し煎茶を嗜んでいました。平田家も同様で、吉胤は煎茶を嗜むだけでなく、古代中国の偉人や文人が遊んだという深山幽谷を自身の故郷・耶馬渓に重ね、自邸からその風景を一望できるよう主屋を三階建てに増築すると同時に、招いた客人達をもてなす為の大広間をもつ新座敷棟を増築しました。「耶馬渓を国立公園に」という吉胤の最終的な夢こそ実現しませんでしたが、耶馬渓の名勝指定に尽力し、その魅力を世間に広く伝えたその貢献は計り知れません。このように平田家住宅は単なる建築的価値だけでなく耶馬渓の自然を文化の領域にまで高めた平田吉胤の功績を記念する大変意義深い建物なのです。現在この平田家住宅では主屋と新座敷のみが国有形登録文化財に指定されていますが。屋敷には他にも蔵などの建物が残されており、外塀の土台の切石の石垣の継ぎ目などに素晴らしい匠の技が見られます。また通用玄関の庇の下の腕木に厄除札専用の家形の薄い箱がつけらているなど、民俗学的な観点からも興味は尽きません。平田家全体の総合的な保存がのぞまれます。(令和元年11月14日)
国の登録有形文化財に登録されています。この地域のシンボル的存在だと思います。
名前 |
平田邸 |
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ジャンル |
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住所 |
〒871-0401 大分県中津市耶馬溪町大字平田字川原田1062 |
HP | |
評価 |
3.8 |
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2023年4月に行きました中が見れると思ったのですが 今は見れないようです。外からだけ見せてもらいました。