鏡浦の美しい干潮を散策。
鏡浦の花崗岩質岩脈の特徴
干潮時には徒歩で鏡浦の花崗岩質岩脈を観察可能です。
因島の東側海岸に広がる不思議な地質現象です。
岬の突端から続く絶景が楽しめるスポットです。
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鏡浦の花崗岩質岩脈とは、因島の東側海岸にある鏡浦集落の北東端にある岬の突端から南に続く海岸に見られる地質現象です。
名前 |
鏡浦の花崗岩質岩脈 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
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干潮であれば徒歩で観察することができます。《解説版 文面》広島県天然記念物「鏡浦の花岡岩質岩脈」(尾適市鏡浦町)平成17年4月18日指定地球が生まれたのは約46億年前といわれています。その後、永い地球の歴史のなかで地殻変動が繰り返されてきました。今から約1億5千万年~2億年前の中生代ジュラ紀には、岩盤が風化してできた泥、砂、礫が深い海底に運ばれ、やがてプレートの運動によって日本列島の地下に押し込められ、黒色の堆積岩類に変化しました。そして、今から約8千万年~9千万年前の中生代白亜紀後期には、地下深くにあった堆積岩類に花満岩質マグマが貫入し、冷えて固まってこのような大岩脈ができました。推積岩類の一部は熱いマグマの影響で、ホルンフェルスという緻密な岩石に変化しました。優白質の花岡岩質岩脈の主脈部分は、北端では約2メートルの幅ですが、多少の膨縮を繰り返しながら、南に向かって約120メートルも連続しています。主脈から枝分かれした支脈は、幅数センチメートルの細脈となっています。 露頭の北端から約60メートル南では、堆積岩類と花高岩質岩脈を切って、約1メートル幅で淡緑色のランプロファイアー岩脈が垂直方向に貫入しています。干潮時には、海岸に沿って連続する露頭を詳しく観察することができます。以上のような岩石から構成されるこの露頭は、広島県南部の地質現象を代表する典型的なもので、中生代に日本列島でおきた地殻変動の一端をかいま見ることができます。