奈良時代の瓦窯跡、歴史を感じる散策路。
神功六丁目緑地の西側の脇道を奥にすすむと、写真では見づらいのですが、「高の原古道」のちいさな石碑があります。さらにその奥に進むと広い原っぱがあり、隅にこの押熊瓦窯跡がひっそりとたたずんでいます。近隣の音浄ヶ谷公園の瓦窯跡と同じく、屋根が設置されて、展示・保存の措置が取られています。ただ、こちらは荒れた神功六丁目緑地の奥にあるということがわざわいして、あまり人目に触れることもなく、少しもったいない感じです。
名前 |
押熊瓦窯跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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押熊瓦窯跡は、市内に複数残される奈良時代に使用された瓦を製造する「瓦窯」跡の一つであり、近隣の歌姫瓦窯跡などと合わせ、「奈良山瓦窯群」の一部に含まれる存在となっています。この瓦窯は、昭和の発掘調査において6つの窯の跡が確認されており、歌姫瓦窯跡などと同様に平城宮の宮殿において使用された瓦を製造した空間であったと考えられています。なお、平成初期に瓦窯の一部が復元されていますが、訪れる人はほとんどおらず、やや荒廃した状況になってしまっています。アクセス(電車・バス)JR平城山駅から北東に徒歩約8分奈良交通バス・高の原駅から「兜台五丁目」・「学研奈良登美ヶ丘駅」行き乗車、「精華桜ヶ丘三丁目」下車、西に徒歩約7分・学研奈良登美ヶ丘駅から「高の原駅」行き乗車、「押熊・神功」下車、北東に徒歩約8分。