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名前 |
岩船神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.7 |
岩船神社、京都府京丹後市久美浜町葛野。主祭神=大山咋命、玉依彦命、玉依姫命。京都府熊野郡誌、674頁=村が小字デンゴより移転、神社も遷座。浜辺を前にした地形、村中の山麓に鎮座。鳥居をくぐり、社殿と出合う。社殿は、拝殿、幣殿、覆殿の下、本殿を収める。鳥居は、木製で両部鳥居とし、屋根は瓦葺き、珍しい。扁額にも屋根がつき、丁寧な作りになっている。社殿は、瓦葺きで共通し、堅実な造り。拝殿は、入母屋造、三間、平入。大きなガラス戸を付け、両脇も窓が見える。向拝を伸ばし、破風を付け、拝所を設ける。幣殿は、切妻造、一間、妻入で、短めに見える。窓を付け、日差しを取り込む。覆殿は、切妻造、一間、妻入。側面にわずか窓を付ける。本殿は、拝所から奥に見える。相当豪華な印象で、正面に見える龍の彫りものが目立つ。木鼻に獅子と獏を配す。意匠として、組物、脇障子も見える。京都府熊野郡誌、674頁によると、杉クレ板葺、流造、一間、平入で、欄干を付ける。境内社=大神社~天照皇大神・火産霊神・大物主神・倉稲魂命・迦具都智命・素戔嗚命、天神社~少彦名命。覆殿は、瓦葺き、切妻造、一間、平入。本殿は、両社ともほぼ同じ造りで、板葺、流見世棚造、一間、平入。案内通りだと、左が天神社、右が大神社になると理解する。境内社=菅大臣社~菅原道真、天神講がある旨を案内板で見る。覆殿は、瓦葺き、切妻造、一間、妻入。本殿は、杉クレ板葺き、流見世棚造、一間、平入。私見として、岩船神社の名からは、船があることを示す一方、実際の現場では、祖先たちが紀州から来た人たちとし、移住したことを示すのだと理解できる。いつもり長者は、紀州から木を持ち込んで植えたのであろう。