数百年の夫婦ケヤキに会いに行こう。
夫婦ケヤキの特徴
樹齢数百年を超える巨大なケヤキの木が魅力です。
金沢大学セミナーハウス近くに位置しアクセス良好です。
相倉集落の山道を登る楽しさが味わえます。
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金沢大学セミナーハウス近くのビューポイントの横の山道を10分ほど登ると辿り着く。古道がそのまま残っている。
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| 名前 |
夫婦ケヤキ |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0763-23-2014 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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相倉集落の一角にそびえる夫婦ケヤキは、樹齢数百年を超える巨大なケヤキの木だ。根元の周囲が約9メートル、高さは約15メートルにも及ぶ大木で、近づいて見上げるとその圧倒的な存在感に思わず足が止まるほどだ。夫婦ケヤキの名は、その特徴的な姿から来ている。一本の木の根元近くで幹が二つに分かれ、その上部で再び互いに寄り添うようにして一体となり伸びている。この様子がまるで夫婦が支え合って生きる姿のように映ることから、「夫婦ケヤキ」と呼ばれるようになったそうだ。地元では縁結びや夫婦円満の象徴として親しまれ、参拝に訪れる人も少なくない。縁起が良く、ご利益を願う人たちにとっても特別な木となっている。伝承によると、この夫婦ケヤキはかつて裏山からの雪崩が村に襲いかかった際、その二股に分かれた幹で雪崩を受け止めて集落を守ったと言い伝えられている。このことから村人たちは、このケヤキを単なる巨木としてではなく、村の守り神として崇め、感謝の念と敬意をもって大切にしてきた。実際、神木としての信仰は現在も続いており、地元の人々にとっては神聖な木として大切にされている。夫婦ケヤキがある相倉集落は、富山県南砺市の庄川上流に広がる五箇山地域に位置している。この集落は合掌造り家屋が点在する美しい日本の原風景が色濃く残っており、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコ世界遺産にも登録されている場所だ。特に相倉は20軒ほどの茅葺き屋根の合掌造り家屋が保存されており、歴史的景観が保たれている貴重な地域である。夫婦ケヤキは、集落の背後に広がる「雪持林」と呼ばれる防雪林の一角に位置している。急峻な地形に立ち並ぶ広葉樹や針葉樹と共に、このケヤキは地域の景観を形成している。春夏には緑豊かな葉が茂り、秋は紅葉が鮮やかに彩る。冬は雪景色に覆われ、まさに四季それぞれに美しい姿を見せてくれる場所だ。集落内には地主神社などの伝統的な神社や寺社も残り、棚田や石垣など、昔ながらの農村景観が広がっている。これらの史跡や文化財と共に夫婦ケヤキは地域の歴史と自然の豊かさを感じさせる重要なシンボルとなっている。また集落内には天狗の足跡と呼ばれる大岩や、雪解けの時期を知らせる廿日石(はつかいし)といった地元の民俗文化に由来する場所もあり、昔ながらの信仰と生活文化が根強く残っていることを感じさせる。この夫婦ケヤキは1989年(平成元年)に南砺市の天然記念物に指定されている。また相倉集落全体は重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、環境物件として夫婦ケヤキも保護対象になっている。地元自治体や地域住民が連携し、樹木の健康状態を保つための定期的な管理や、訪問者が安全にアクセスできるような整備を進めている点も好感が持てる。観光客向けには案内板や遊歩道も整備されており、訪れやすい環境づくりが進んでいるのも嬉しいポイントだ。夫婦ケヤキは単に歴史ある大木というだけでなく、地域の人々の暮らしや信仰、自然との共生といった五箇山地方ならではの文化を象徴する貴重な存在だ。訪れる人にとっては地域の深い歴史と伝統文化を体感できる場所であり、縁結びのご利益を願う参拝者にとっても特別なスポットとして、これからも大切に守り継がれていくことだろう。