迷宮路地の京阪モールで飲もう!
千林駅前あじな商店街の特徴
迷宮のような商店街で隠れた名店が見つかります。
京阪モール地下ではテイクアウトと飲食が楽しめます。
千林駅前の水路跡で飲み屋が連なる独特な空間です。
千林商店街と今市商店街でL字に囲まれた箇所で、迷宮の様な路地が入り組む区画に広がっています。千林商店街や今市商店街の本通りの部分って、江戸時代からの街道沿いの集落を基本に出来ていてまぁまぁ普通な感じなんですけど、あじな商店街はそれに付随して自然発生的で無秩序に出来た経緯があってカオス感があります。今なお多くの人を惹きつける千林独特のドープな部分って、あじな商店街の要素が大きいのかと思います。この場所を古地図で確認すると、明治時代には何もなくて大正末期から昭和初期にかけて街が形成された事が解ります。恐らく、人々の有機的人間関係性の結合のみによって街が形成されたのだと思います。今の価値観では、つまり西洋的な価値観によって車の利用とか防火とかの物理的合理性が優先して考慮されるので、そんな事はガン無視のここみたいな街を作る事は、今となってはもう難しいのです。でもここは戦災からも免れて既得権とかもあると思うので、今だに当時の地割りと雰囲気が残ってるんですね。例えば信長とか秀吉とか日本政府とか大きな権力が介入すると、整然とした街並みになりがちです。カオスなあじな商店街はそうでなかったと言える事が出来ると思います。でもポストモダン的考えとして、整然とした街って実は精神衛生上は良くなくて、逆に荒廃を招くってのも実例としてあります。カオスの中に有機的な人間にとっての合理性を見出すって感じで、カオスなこの商店街は、当時を今に伝える単なる文化遺産ってだけではなくて、未来の都市のあり方を考える上で重要な場所だと思うのです。
テイクアウトと飲食も出来る京阪モール地下のお店。
名前 |
千林駅前あじな商店街 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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千林駅真前の元々水路だった路地に飲み屋が軒を連ねている。一見さんでは、入り辛そうなお店ばかりだ。