スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
近津神社 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.0 |
大正八年(1919)十月十七日建之、刻の、小社近津神社、の石柱。石段を上ると、狛犬阿吽像がある。右側、阿行像は、あまり口は開かず、獅子鼻で、たくましい左前脚で、玉をおさえる。爪が大きく彫られ、耳の下の巻き毛、すじ毛は大きい。尾は、いくつかの房になっている。背中に、ちからコブがあり、たくましい。左側、吽形像は、太い右前脚で、子狛犬をおさえ、脚には、爪が大きく彫られている。背中には、ちからコブがあり、尾は、阿形像よりも、たくさんの房になっている。たくましい。昭和四年(1929)拾月拾日、と彫られているが、石工名はない(獅子鼻の形は、野田平業の狛犬に似ている)。そのうしろに、昭和拾参年(1938)壱月拾五日、刻の、石鳥居があり、くぐると、おおい屋の下に、小さな、近津神社本殿がある。本殿のまわりの回廊は、こわれてしまったらしく、向かって右奥に、立てかけられている。あたりは、清浄の気が、満ちている。隣接して、金光山清水寺がある。明治維新の廃仏毀釈以前の、古代からの、信仰の形が残っている。昔は、金を産出した金鉱山があった、という、黄金川沿いにあり、金光山清水寺にも金の字が入っている。山の方が栄えていたのだろう。