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名前 |
アサヒシューズ(株)久留米工場 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
☆本社工場には7つの釜がある。釜の大きさは高さ1,5m奥行は5m。小さなトンネルのような釜から1時間ごとに300足の靴が出てくる。釜の中の温度は最大で140℃、空圧も周りの3倍の高さだ。こうした環境の中で「アッパー」と呼ばれる靴の上部とゴム底を1時間~1時間半かけて圧着する。「バルカナイズ製法」と言われる手法だ。素材の分子結ぶゴムに練り込まれた硫黄が熱によって「架橋」と呼ばれる化学反応を起こし、分子同士が結びつく。これが靴の柔らかさと復元力を両立させ、足に吸い付くような履き心地を可能にする。一般的な接着剤を用いた商品に比べアッパーとのつなぎ目も強く、きれいな仕上がりとなる。昔の足袋のような厚めのゴム底が、独特のレトロ感をまとう。こうしてできた靴「快歩主義」が1足6,000円程度で店頭に並びシニアたちが次々と手に取っていく。年に55万足以上売れているという。