小菅氏の築城跡で歴史を感じる。
小菅城(小菅砦・天神山城)の特徴
戦国時代に築かれた小菅氏の山城跡地が魅力的です。
鹿倉山から伸びる尾根に位置し、独特の地形が印象的です。
スギ・ヒノキに覆われた静かな環境で歴史を感じられます。
戦国時代からこの地を拠点としていた小菅氏が築いた山城の跡地。箭弓神社(やきゅうじんじゃ)の近くに登り口があり、山頂までは10分ぐらいで着けます。途中で「堀切」、「破壊ヶ所」といった表示があるぐらいで、お城の形として残っているものはなさそうです。山頂へ上る階段はかなり朽ちていて少々登りづらいものの、ここを山城としただけあって眼下の村の様子を見ることが可能だったことであろうことがうかがえます。
鹿倉山から伸びる尾根の末端が小菅集落の北側に小さく半島状に突き出したそのてっぺんにあり現在はスギ・ヒノキの植林に覆われていて見通しが良くありません。しかしここが機能していた中世には雑木林に覆われた里山で林床の手入れもされていたでしょうから一朝有事の際に集落を通る甲斐と武蔵をつなぐ街道の状況を監視するには適した場所だったと考えられます。立地的には切り立った尾根上の狭い空間を堀切でさらに幾つかに仕切っておりそれぞれの区分はいっそう狭く多くの人や物資・広い建物を配置するのは厳しかったことでしょう。専ら緊急時の一時利用想定で運用されていたと思います。(2020-02-24)
名前 |
小菅城(小菅砦・天神山城) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.8 |
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詳しい解説パネルがある(ベンチも)。2025/5/5