谷中霊園の五重塔跡地で歴史を感じる。
天王寺の特徴
幸田露伴の小説『五重塔』のモデル地として名高い場所です。
谷中霊園の中央に位置し、歴史的な雰囲気が漂います。
五重塔の跡地に残る礎石が、かつての栄光を物語っています。
天王寺の最初の五重塔は、寛永二一年(1644)に建立されましたが、130年ほど後の明和九年、目黒行人坂の大火で消失しました。19年後の寛政三年に再建された五重塔は、幸田露伴の小説『五重塔』のモデルとしても知られています。総欅造りで高さ十一丈二尺八寸(34.18メートル)は、関東で一番高い塔でした。明治41年(1908)に東京市に寄贈され、震災・戦災にも遭遇せず、谷中のランドマークになっていましたが、昭和32年7月6日、放火により消失してしまいます。
谷中霊園の中央辺りにあります。桜並木が綺麗。
戦後、五重塔は炎上し跡形もない。今は公園であり、銀杏の大樹をはじめ灌木が繁る静かな公園である。一角に都内で唯一という警察官の駐在所があり、その駐在さんが端正込めて育てる百合の花が大層美しく、特に夜の、うっすらと芳香が漂い、月明かりにしおらしくも凛として咲く様は実に夢幻の境地へ誘うに足る。春は桜の花波で、それが散るとモミジの爽やかな若葉が繁りあい、そしてここの百合へと引き継がれ、秋には銀杏の黄葉が見事である。冬ばかりは寂しいが遠く渡ってきた尾長鳥が楽しくて仕方がないとばかりに灌木を飛び回る様が見られるのはまた一興である。
幸田露伴の五重塔のモデルとなった塔ですが、戦後焼失し、礎石のみが残っています。
たまたま通って広場があるなあと思ったら由緒ある場所でした。会社の帰りに寄ったので暗かった。今度は明るい時に行きたい。
幸田露伴の小説「五重塔」はこの界隈が舞台です。
ここにあったら佳かったのにぃ~
五重塔の跡地ではありますが、谷中霊園散歩中に立ち寄ってみるのもよいと思います。近くに交番があり、時期によっては周辺の無料ガイドマップを交番前に準備してくださっています。いただく時には巡査さんに「ありがとうございます」と下町の一員になったつもりで挨拶しましょう!
五重塔の痕跡すら分からなく現在は小さな公園みたいになっています。
名前 |
天王寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3821-4474 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.9 |
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幸田露伴の小説である、五重塔のモデルとして知られてます。跡地は広いわけではないですが、この地にその昔、塔が建っていた事は感慨深いものがございます。