名前 |
治良門橋停車場設置記念碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
天笠次郎衛門は、大坂夏の陣の頃、この地に生まれました。裕福で何不自由ない暮らしをしていましたが、子宝に恵まれませんでした。そのことに悩んで、村の妙英寺の和尚に教えを乞うたところ、それは自分の宿業であると諭され、物欲を去って仏道修行に励もうと決意しました。彼の社会奉仕は、そこから始まりました。当時、大間々街道は人馬の行き来が盛んでしたが、新田堀に架けられた橋は木橋だったので、洪水のたびに流されていました。彼は赤城山から大石を運び、立派な石橋を完成させました。村人達は感謝の意味を込めて、この橋を次郎衛門橋と呼び、それがいつか訛って「じろえんばし」となりました。大正年間に東武鉄道が開通した際も、この偉業を偲んで、そのまま駅名として残されたのだそうです(^_^ゞ