矢田山の森で見つける静寂。
滝寺廃寺磨崖仏の特徴
奈良時代から存在し、地域を見守る像たちがいる。
矢田街道沿いに位置し、ひっそりと隠れた山道が魅力的。
周辺は矢田山の自然豊かな環境で、遊びの森が近くにある。
奈良時代から存在する場所で、今後も大切にして行きます。ハイキングで通りかかった時には、ちょっとだけでも、お掃除して頂ければ幸いです。ふらっとの里メンバーで、草刈り、倒木撤去、参道整備、実施しました。ふらっとの里メンバーとは、奈良市 大和田町で、畑、キャンプ、瀧川神社をメンテナンスしている仲間です。
国道308号線(暗峠で有名)の続きに榁木峠と言うところが有ります。この道も狭い、急こう配の道です。そこから矢田山遊びの森への分岐が有り、池沿いに管理道のような道が続きます。ハイキング利用の方が居るのでバイクは謙虚に。車は辞めといた方が後悔しなくて良いでしょう。途中に滝寺への案内が有ります。そこから歩きで5分くらいで到着。摩崖仏からさらに下へ道は続いています。小さな滝が見えますが、少し荒れてて滝は遠目に。
侵食に耐え地域を見守ってきた像たち。下には小さな滝が流れている。道中の竹林にも昔は家が立っていたかもしれない。【8世紀山林修行の思想が入ってきて、人里離れた静寂の地に、官の大寺や貴族の氏寺の仏像を拝めない一般大衆が力を合わせて自分たちの礼拝像を岩に刻み、簡単な覆屋をつけたのであろう(久野健著『石仏』小学館)】
矢田山遊びの森から南へ下る急な道(非常に狭く、軽4がやっと)の途中に、滝寺に通じる山道があります。(滝寺の標識あり)この分岐から約5分ほど道なりに下ると、滝寺の摩崖仏に到着します。滅多に人が来ない静寂の中に石仏は鎮座されています。
ひっそりと、森の中に隠れています。
矢田山の中心、矢田山子供の森からアヒルとかめの居る池を矢田山交流館のまえを左へ下っていきます。道はだんだん急になってきますが、軽トラックギリギリぐらいです路面はギザギザの滑り止めのいったコンクリートです。この程度なので山道ではありませんが車は?この急坂を下っていくと左手に山道があり少し下りながら右へ曲がるて行くと滝寺に遭遇します。磨崖仏はみごたえあります。史跡としての場所で、寺といっても無住で磨崖仏像在るのみです。周りに人工物は石仏や磨崖仏像とそのお住まいの建屋だけ。夕暮れ時に訪れたので辺りは暗く人っ子一人いない。まあこんなところに磨崖仏という「み~つけ」状態なので周りも少し探索しましたが日暮れでよくわかりませんでした。
矢田町周辺を歩いているとたまたま見つけました。道標が割れていて、小道には折れた木々が横たわっていました。人があまり訪れていないようで、蜘蛛の巣が凄かったです。ですが行ってよかったなぁと思いました。お地蔵様や石仏などが好きな方々にはおすすめの場所だと思います。細い山道ですので、近くに車を止めて訪れるには適していません。少し離れたところには、「矢田山遊びの森」がありそちらには駐車場があります。そちらに停めて、自然を楽しみながらお地蔵様たちにお逢いに来られるのもよいかもしれませんね。
名前 |
滝寺廃寺磨崖仏 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.6 |
周辺のオススメ

暗がり越え奈良街道から、子どもの森で分岐する矢田街道沿いの在る。矢田街道は小泉藩までの道のり。