今に生きる稲渕の結界。
男綱(おづな)の特徴
奈良県明日香村稲渕ではホタルが見れる絶好のスポットです。
男綱は古代神事を現代に伝える見事な文化財です。
道祖神や六地蔵が配置された不思議な境界線が特徴です。
天空展望台からの帰路で立ち寄りました。明日香に遺跡ではない伝統文化の見処もあるのは良いですね。橋の所に男綱があるのですが車は橋から離れた棚田の看板の広い路肩に停めさせていただきました。その向かいにトイレや屋根付きベンチがあり周辺では唯一の休憩場所かと思います。綱は現地で見るとかなりの長さがあり取り付ける作業の大変さがしのばれます。
レンタサイクル途中で見つけたナニコレ景色。とりあえず写真に収めて調べたところ、「子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押し止め、住民を守護する神事とされています。」とのことでした。こちらは神式で、もう一つある女綱は仏式なのだそうです。
結界が今にいきる明日香村稲渕。稲渕は神式でその先の栢森の女綱は仏式で行われるのがなんとも奥ゆかしい。併せて見学されると面白い。
女綱、男綱、初めてみました。不思議ですね。
日本の古代から伝わる神事にも色々あるが、この様になった発想に至った経緯に興味あるなあ。なかなかおつな神事 である。特に日本らしいのが、男綱の神事は神式で行うが、上流の女綱の方は仏式で行うのだとか、何ともめん様に神様、仏様のバランスを考慮している。縄文の時代からの日本人の精神が感じられる。
道走ってたら偶然見つけてびっくりしました!解説の看板は見当たりませんでした、、
人の願いは、今も昔も同じ。
集落外からの災いを防ぐため古来より岐の神や道祖神、六地蔵などが村のはずれに置かれることは珍しくありませんが、ここ奥明日香稲渕地区では男性器を象った陽物を下げた男綱を道と川の上に渡すことで悪しきものを防ぐ神事があります。近代以前はこうした地域特有の神事や風習は珍しくなかったようですが、今となっては奥明日香などで僅かばかりに残るのみです。
結界が今にいきる明日香村稲渕。その先の女綱も併せて見学されると面白い。
名前 |
男綱(おづな) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
周辺のオススメ

周辺ではホタルが見れます。近くにトイレもあり。男性器を表しています。女綱とセットです。