航空写真と地層解説で遺跡探訪。
島屋敷遺跡解説板の特徴
発掘時点の航空写真を用いて解説している点が特徴的です。
地層の断面図を主に扱い、歴史を深く知れる場所です。
古地図と比較して新たな視点を提供する解説板です。
URの中に看板があるだけで、遺跡らしさはありません。石器のレプリカのようなものはあります。ところどころ遊具のあるところがあります。
東部の島屋敷遺跡の解説板が古地図を基にしていましたが、こちらは発掘時点の航空写真と地層の断面図を主にして解説をしています。旧石器~奈良時代までの解説はこちらの方が詳しいです。あと、この説明を見る限りだと丸池公園の丸池はかつての池を再現したもののようですね。[島屋敷遺跡団地(新川・島屋敷通り)の最初の入居者は約30000年前]江戸時代にまとめられた地誌『新編武蔵風土記稿』という本の中に『島屋敷』という項目があります。この中に、中世の有力な武士団である村山党の金子氏がこの地に住み、また江戸時代初期には、有名な武将である柴田勝家の孫、勝重がこの地に陣屋を構えた、という小さな記事が載っていました。新川団地建替えに伴い、平成3年(1991年)より発掘調査が行われた結果、島屋敷遺跡がこの記事を証明する成果をもたらしました。遺跡のある場所としては、市域の南東部を流れる仙川に沿った小高い丘が島状になっているところから『島屋敷』と呼ばれるようになったらしいのです。仙川の中流域には、かつて丸池と呼ばれた湧水池があり、この周囲で人々が生活をしていたのでしょう。この島状の丘は、旧石器時代、縄文時代には、生活に適した地だったばかりでなく、古代から近世にかけては、館や陣屋を構えるにも最良の場所だったと考えられます。
名前 |
島屋敷遺跡解説板 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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場所が移ったのか、Googlemapとはずれた場所に説明板がありました。いづれにせよ団地敷地内なので迷惑行為にならないよう注意です。